太宰 治

太宰 治の名言
だざい おさむ / 日本
1909年06月19日 - 1948年06月13日
昭和を代表する日本の小説家。本名は津島修治(つしましゅうじ)。
1933年より小説の発表を始め、1935年に「逆行」が第1回芥川賞候補となる。主な作品に『走れメロス』『津軽』『お伽草紙』『斜陽』『人間失格』など。諧謔的、破滅的な作風で、坂口安吾、石川淳などともに新戯作派、無頼派とも称された。大学時代より自殺未遂、心中未遂を繰り返し、1948年玉川上水にて山崎富栄とともに入水自殺した。
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愛は最高の奉仕だ。みじんも、自分の満足を思ってはいけない。
死のうと思っていた。 今年の正月、よそから着物一反もらった。 お年玉としてである。着物の布地は麻であった。 鼠色の細かい縞目が織り込まれていた。これは夏に着る着物であろう。 夏まで生きていようと思った。
幸福の便りというものは、待っている時には決して来ないものだ。
僕は自分がなぜ生きていなければならないのか、 それが全然わからないのです。
とにかくね、生きているのだからインチキをやっているのに違いないのさ。
人間は恋と革命のために生まれてきたのだ。
人は、本当に愛していれば、 かえって愛の言葉など白々しくて言いたくなくなるものでございます。
恋愛とはなにか。私は言う。それは非常に恥ずかしいものである。
大人とは、裏切られた青年の姿である。
愛は、この世に存在する。 きっと、ある。見つからぬのは愛の表現である。その作法である。
「男女同権」とは、男の地位が女の地位まで上がったことなのです。
人は人に影響を与えることもできず、また人から影響を受けることもできない。
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