遺書
-最後のことば
あの気の毒な国王ルイがここに眠っている。
彼は善人だったと人は言うが、
……しかしそんなことがなんになる?
ルイ十五世 出典:墓碑銘
エルヴィラ(妻)……ああ、おまえ……可哀想に!
プッチーニ(伊・作曲家)
愛の前に死がかくまで無力なものだとはこの瞬間まで思わなかった。
恐らく私達の死骸は腐乱して発見されるだろう。
有島武郎 出典:遺書
Turn up the lights, I don't want to go home in the dark.
(ランプの灯りを大きくしてくれ。暗闇の中を通って家に帰りたくはない。)
O・ヘンリー
重く散って軽く掃かるる一葉かな
厳谷小波(童話作家)
あたしが万一いなくなった場合も家の生活は平常どうりよ。
よくって?
岡本かの子
Thank God , I hava done ma duty.
(神に感謝します。私は義務を果たしました)
ホレイショ・ネルソン(英・軍人)
死ぬのにひどく時間がかかった。
皆の者許してくれ。
チャールズ二世
私の時間になった。
死ぬことなどはなんとも思わない。だ
がこの世に愛するものを残しているのは、なんと心残りな事だろう!……
さあ、それでは眠ることにしよう。
バイロン
あなたより先に死ねるのは、私にとって一つの幸せだと思います。
ラシーヌ(仏・詩人)
なるほど、これが死というものか。ところで……。
カールライス
これから小説を書かねばならない……。小説を……。
谷崎潤一郎
人の一生は重荷を負て遠き道をゆくがごとし、いそぐべからず
不自由を常と思えば不足なし心に望みおこらば困窮したる時を思いだすべし
堪忍は無事長久の基いかりは敵と思え
勝つことばかりして負くることを知らざれば害そのみに至る
己を責めて人をせむるな
及ばざるは過ぎたるよりまされり
徳川家康 出典:遺訓
となりの部屋へ行くんだ。仕事をする。仕事をさせてくれ。
手塚治虫(漫画家) 出典:死の間際の言葉