死は救いとは言いながら、そうは悟りきれぬものである。
一人を失ったからといって嘆くことはない。 男と女は半分ずついるのだから。
今日という一日は明日という二日分の値打ちを持っている。
君、時というものは、 それぞれの人間によって、 それぞれの速さで走るものなのだよ。
死んでみたところでなんの役に立つのだろうか? まだ死ぬには早すぎる。 せっかく自分のために生まれてきたものを全部自分のものにしもせずに あの世に旅立つなんて、 果たして僕のすべきことだろうか。
人生は、私たち一人一人が、それぞれの目を通して見ている映画です。 そこに何が起こっているのか、ということは大した違いはありません。 それをどのように受け取るかが重要なのです。
私たちは他人を愛して生涯の半分を過ごし、 他人の文句を言って残りの半分を過ごす。
若き日の恋なんてな、 老いたる男が老妻に抱く愛に比べたらまるで軽薄じゃよ。
深海にいきる魚のように自ら燃えなければどこにも光はない。
誤りと無知とによって作られた幸福など、私は欲しくない。
結婚前には両目を大きく開いて見よ。結婚してからは片目を閉じよ。
結婚するのは、二人とも他に身の振り方がないからである。
一度結婚してしまうと、善良であること以外には何事も、 そう、自殺でさえも残されていない。
もっとも偉大な人々は、人に知られることなく死んでいった。 人々が知るブッダやキリストは、第二流の英雄なのだ。
少しの悲しみもない純粋な幸福なんて、めったにあるものではない。
意味を求めたってはじまらないよ。人生は欲望だ。意味などどうでもいい。
幸福だから笑うわけではない。 むしろ、笑うから幸福なのだと言いたい。
幸福の便りというものは、待っている時には決して来ないものだ。