幸福であるだけでは十分ではない。 他人が不幸でなければならない。
俺たちの一生を台無しにするのは、 運なんて言うものじゃない。人間なんだ。
どんなに愛しているかを話すことができるのは、 すこしも愛してないからである。
ねえ、あなた。話をしながらご飯を食べるのは楽しみなものね。
男と女が結婚したときには、彼らの小説は終わりを告げ、彼らの歴史が始まるだろう。
幸福は小鳥のようにつかまえておくがいい。 できるだけそっと、ゆるやかに。 小鳥は自分が自由だと思い込んでさえいれば、 喜んでお前の手の中にとどまっているだろう。
恋愛は人を強くすると同時に弱くする。 友情は人を強くするばかりである。
行く河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず、
よどみに浮かぶ泡沫は、且つ消え、且つ結びて、久しくとどまりたるためしなし、
世の中にある人と住家と、またかくの如し。
結婚なんてつまらない。 死ぬまで夫婦の約束を守らなくちゃならないんだもの。 そんなバカげた約束を誰ができて?明日どんな風が吹くか、神様だってご存知ないわ。
妻を選ぶのはネクタイを買うのとよく似ている。 選んだ時は素敵に見えるが、家に帰って首に締めてみるとがっかりする。
夫婦間の会話は、外科手術のように慎重に取りかからなければなりません。 ある種の夫婦は正直なあまり、健康な愛情にまで手術を施し、 そのために死んでしまうようなことになるのです。
それ自体の不幸なんてない。 自ら不幸を思うから不幸になるのだ。
結婚とは、熱病とは逆に、発熱で始まり悪寒で終わる。
人生は素晴らしいが、人生の終わりは死である。 これは、いかなる人の望みの究極でもある。
女には、どうしてもわからないテーマが一つある。 男は仕事に注ぐだけの熱情をなぜ家庭にそそげないのか、ということだ。