生は永久の闘いである。 自然との闘い、社会との闘い、他との闘い、永久に解決のない闘いである。 闘え。闘いは生の花である。
恋愛とは美しい少女に出会い、 そしてその少女が鱈のように見えるのに気がつくまでの中間にある 甘美な休憩時間です。
結婚をしないで、なんて私は馬鹿だったんでしょう。 これまで見たものの中で最も美しかったものは、 腕を組んで歩く老夫婦の姿でした。
男と女というこうも違った、また複雑な人間の間で、互いに良く理解しあい、 ふさわしく愛するために一生を費やして長すぎるということはない。
空は女の恋のようなものであり、海は男の恋のようなものである。 それぞれ下と上とで区切りに限界があることに気付かない。
死者も我々がまったく忘れてしまうまで、本当に死んだのではない。
過去の成果で未来を生きることはできない。 人は一生何かを生み出し続けなければならない。
人生は往復切符を発行していません。 ひとたび出立したら再び帰ってきません。
三週間互いに研究しあい、 三ヶ月間愛し合い、 三年間喧嘩をし、 三十年間我慢しあう。 そして子供達が同じことをまた始める。
自ら進んで求めた孤独や他者からの分離は、 人間関係から生ずる苦悩に対してもっとも手近な防衛となるものである。
自分自身を幸福だと思わない人は、決して幸福になれない。
相談するときには過去を、 享楽するときには現在を、 何かするときには未来を思うがよい。
一人の男だけ見つめている女と 一人の男からいつも目をそらす女は、 結局似たようなものである。
人間が幸福の夢を追うときに犯す大きな過失は、 人間の生来から備わっているあの「死」という弱点を忘れてしまうことだ。
恋の味を痛烈に味わいたいならば、 それは片思いか失恋する以外にないだろう。
過去の否認は有害な態度である。 現在と戦い、未来を創造するには、 往々にして過去が最も有効な武器なのである。