幸福に恵まれるために知恵はいらない。しかし、この幸福を活かすためには知恵がいる。
我々がなんらかの幸福を失うことが出来る限りは、 なんらかの幸福を持っているわけである。
幸福は対抗の意識のうちにはなく、 協調の意識のうちにある。
幸福になる必要なんかありはしないと、自分を説き伏せることに成功したあの日から、 幸福がぼくのなかに棲みはじめた。
子供達に囲まれて人生の最後の時を迎える人を私は幸福だと思う。
幸福は遠くの未来にある限り光彩を放つが、つかまえてみると、もうなんでもない。 幸福を追っかけるなどは、言葉のうえ以外には不可能なことである。
幸せとは欲しいものを得たり、なりたいものになったり、したいことをしたりするところから来るものではなく、 今得ているもの、今していることを、あなたが好きになるところから生まれる。
幸せとは「瞬間」的なものだ。ほとんど毎日、幸せな瞬間なら、少なくとも一度はある。
なぜいつも遠くへばかりいこうとするのか？ 見よ、よきものは身近にあるのを。ただ幸福のつかみかたを学べばよいのだ。 幸福はいつも目の前にあるのだ。
人生は生きるに値するということが、あらゆる芸術の究極の内容であり、慰めである。
いかなる自然も芸術に劣らず。芸術の仕事は全て自然の物事を真似ることなり。
芸術は使命は、自然を模倣することではなくて、自然を表現することである。
芸術は、盗作であるか革命であるか、そのいずれかだ。
術は技芸ではなく、芸術家が体験した感情の伝達である。
人生は落丁の多い書物に似ている。一部を成すとは称しがたい。しかし、とにかく一部を成している。
私は暴力に対して一つの武器しか持っていなかった。それは暴力だ。
親切にしなさい。あなたが会う人はみんな、厳しい闘いをしているのだから。
歴史はまず悲劇として演じられ、次に喜劇として繰り返される。
