ぼくらは謙虚でなくちゃいけない。静かな生活の美しさを知るべきだよ。 「運命」の目にさえも気づかれないで、そっと人知れぬ一生を終えるべきなんだ。
William Somerset MaughamWilliam Somerset Maugham / イギリス
1874年01月25日 - 1965年12月16日
イギリス人の両親のもと、フランス・パリで生まれ、その後イギリスへ転居。当初医者を目指したが、その後劇作家として成功し、心理小説、スパイ小説などを多く書いた。第一次世界大戦中はイギリス「MI6」で諜報部員として勤務、ロシア革命阻止のためにロシアへ送り込まれた。

ハワイ、サモアなど南太平洋の島々、日本及び東南アジアの国々、メキシコを訪れていて、それぞれの土地を題材にした小説も多い。シンガポールのラッフルズ・ホテルを「ラッフルズ、その名は東洋の神秘に彩られている」と絶賛し、長期滞在したことでも有名。

同じくタイの首都であるバンコクにあるザ・オリエンタル・バンコクを高く評価し、後に長期滞在しており、現在、同ホテルにはモームの名を冠したスイートルームがある。