恋の口説は、できるだけくどくて、長いほうがよろしい。 女の心というものは、決して石でできあがっているものではないのだから。
体のほうはわりと早く許すけど、心はなかなか許さない女もいる。
男は退屈から結婚し、女は好奇心から結婚する。そして双方とも失望する。
男というものは、女房が小難しいことを喋っているときより、 自分の食卓にうまい料理があるときのほうがもっと嬉しいものである。
二人の女を和合させるより、 むしろ全ヨーロッパを和合させることのほうが容易であろう。
翻訳は女性のようなものである。 美しければ忠実じゃないし、忠実であれば、きっと美しくない。
女性が鏡に映して自分を見るのは、自分の姿を見るためでなく、 自分がどんなふうに他人に見られるかを確かめるためだ。
日曜学校のクラスに金髪の美しい少女がいた。 私は一目ぼれだった。妻となった今も私の気持ちは変わっていない。
男どもは結婚を神聖だなどという。 それこそ神をも人をもあざむく台詞というものだ。 そしていつでも、その台詞の迷惑をこうむるのは、 純潔無垢な、理想の女性とでも言うべき乙女なのだ。
男が本当に好きなものは二つ。危険と遊びである。 そしてまた、男は女を愛するが、それは遊びのなかで最も危険なものであるからだ。
女は男より簡単に泣く。 しかも自分を泣かせたことについて男より長く覚えている。
男の人生にはいくつかの節目がある。 童貞の喪失、結婚、子供の誕生、好きな女の笑顔。
恋愛を一度もしなかった女はたびたび見つかるものだが、 恋愛を一度しかしない女はめったに見つからない。
男というものはつねに女の友であることは決してありません。 他に愛する女を持っているときは別ですが。
自己侮蔑という男子の病気には、 賢い女に愛されるのがもっとも確実な療法である。
女が付属品を棄てるとどうしてこんなにも美しくなるのだろうか。
どの女性も一生に一人、強くて責任感のある男性を必要とする。 この安全を手にすると、彼女は本当にしたいことに取りかかる事ができる。 すなわち、弱くて無責任な男と恋をするのだ。
男はあまりに早く人生を知りすぎ、女はあまりに遅く知りすぎる。