よい女房をもらおうと思ったら、ダンスの輪の中から選ばずに、 畑で働いている女性の中から選ばなくてはならない。
ウェディングケーキはこの世で最も危険な食べ物である。
離婚は事実において結婚の破壊ではない。 むしろ、結婚を維持する第一条件である。
「結婚を考えたことはないのか」 「あるさ。でも考えるのとするのは違う」
結婚とはセルフサービスの食事のようなものだ。 自分の欲しい料理を選んだ後で、隣りの人たちのお皿の中身を見る。 そして、どうして自分は彼らと同じ物を選ばなかったのだろうと自問するのである。
一窯のパンを焼き損ねれば一週間、
収穫が悪ければ一年間、
不幸な結婚をすれば一生を棒に振る。
男にとっても、結婚はしばしば一つの危機である。 その証拠に、多くの男性精神病患者は婚約期間中、 もしくは結婚生活の初期に生まれる。
恋と結婚は同じ故郷に生まれた仲でありながらほとんど結びつくことはない。
人は無我夢中に急いで結婚するから一生悔いることになる。
男と女とが結婚したときには、 彼らの小説は終わりを告げ、彼らの歴史が始まる。
娘が三人の求婚者にいやだといってしまったら、 今度は自分から行って求婚しなければならない。
結婚は、多くの短い愚行を終わらせる。一つの長い愚鈍として。
よい結婚はあるけれども、楽しい結婚はめったにない。
結婚は顔を赤くするほど嬉しいものでもなければ、恥ずかしいものでもないよ。
結婚とは、ただ一人のために残りの人々をすべて断念せねばならぬ行為である。
できるだけ早く結婚することは女のビジネスであり、 できるだけ結婚しないでいることは男のビジネスである。
結婚生活をいくらでもほめたたえてよい。しかし自分自信は独身でいたまえ。
結婚したらいろいろ分かってきますよ。いままでは半分謎だったことが。
あらゆる人智の中で結婚に関する知識が一番遅れている。
結婚生活に幸福を期待しすぎて、失望しないように気をつけなさい。 ウグイスは春に2、3ヶ月だけは鳴くが、卵をかえしてしまうと、 あとはずっと鳴かないものだ。
