たいていの男は、割と簡単に「愛してるよ」と言う。 しかし、本当に難しいのは「僕と結婚してくれるかい」と言わせることだ。
女は素晴らしい楽器である。 恋がその弓で、男がその演奏者である。
ヘルメル 「男はだな、たとえ愛するもののためといえども、名誉を犠牲にすることはできんのだ!」 ノラ 「しかし幾千万の女それをしています」
真面目に恋をする男は、 恋人の前では困惑し、拙劣であり、愛嬌もろくに無いものである。
勇敢な男は自分自身のことは最後に考えるものである。
女は男に欠点があるからこそ愛するのだ。 男に欠点が多ければ女は何もかも許してくれる。 我々の知性さえもだ。
一人を失ったからといって嘆くことはない。 男と女は半分ずついるのだから。
若き日の恋なんてな、 老いたる男が老妻に抱く愛に比べたらまるで軽薄じゃよ。
自分の全生命を女の愛というカードに賭けた男が、 このカードが殺された時、 がっくりとなって何事も手につかないほど放心してしまうようなら、 そんな人間は――男ではなく、ただのオスである。
男は自分の知っているたった一人の女、つまり自分の妻を通して、 女の世界全体をいい加減に判断している。
女が男を愛するというときは、 男はたとえ彼女を愛していないくても聞いてやらねばならない。
男が他の女に恋をしたら、もうなんとも手のほどこしようがありません。 人生とはこんなものです。 どちらに罪があるといった性質のものでは無いんですもの。
男はみんな賭博師だ。でなきゃ結婚なんてしやしない。
男は結婚によって女の賢を知り、女は結婚によって男の愚を知る。
その女性がもし男であったならきっと友達に選んだろう、 と思われるような女でなければ妻に選んではいけない。
一人でいるとき、女たちがどんなふうに時間をつぶすものか。 もしそれを男たちが知ったら、男たちは決して結婚なんてしないだろう。
男と交際しない女は次第に色褪せる。女と交際しない男は次第に阿呆になる。