恋の味を痛烈に味わいたいならば、 それは片思いか失恋する以外にないだろう。
嫉妬は常に恋と共に生まれる。 しかし必ずしも恋と共には滅びない。
恋をすることは苦しむことだ。 苦しみたくないなら、恋をしてはいけない。 でもそうすると、恋をしていないことでまた苦しむことになる。
恋は気がつかないうちにおとずれてくる。 われわれはただ、それが去っていくのをみるだけである。
男女の仲というのは、夕食を二人っきりで三度して、 それでどうにかならなかったときはあきらめろ。
女性が綺麗になる方法は二つあります。 「いい恋をすること」と「悪い恋をやめてしまうこと」です。
恋という奴は一度失敗してみるのもいいかも知れぬ、 そこで初めて味がつくような気がするね。
私の愛人が他の男によって幸せになるのを見るくらいなら、 私はその女が不幸になるのを見たほうがマシだ。
男は別れの言い方が分からない。 女はそれを言うべき時が分からない。
恋とは巨大な矛盾であります。 それなくしては生きられず、しかもそれによって傷つく。
朝起きる時は「今日も会えないだろう」と思い、 寝る時には「今日も会えなかった」と思うのです。 長い長い毎日に、幸福な時は片時もありません。 全ては物足りなさ、全ては後悔、全ては絶望です。
恋わずらいの人は、ある種の病人のように自分自身が医者になる。 苦悩の原因をなした相手から癒してもらえることはないのだから、 結局は、その苦悩の中に薬を見出すのである。
恋の苦しみは、あらゆるほかの悦びよりずっと愉しい。
失恋すると、５年後に素晴らしい事が起こります。 エレベーターに乗ったら、ハゲて太ったあの人がいて、 葉巻をくゆらせながら 「ずいぶん長いこと会わなかったね」なんて言ってたりするの。
恋の喜びが結局悲しみをもたらすということは、 もういろいろな女の例ではっきりしているんですもの。 私は恋も悩みも両方捨てますから、悪いことも起こらないでしょう。
与えようとばかりして、もらおうとしなかった。 なんと愚かな、間違った、誇張された、高慢な、短気な恋愛ではなかったか。 ただ相手に与えるだけではいけない。相手からも貰わなくては。
二人の間に恋がなくなったとき、 愛し愛された昔を恥ずかしく思わない人はほとんどいない
二人の人間が愛し合えば、ハッピーエンドはあり得ない。
