初恋に勝って人生に失敗するというのは良くある例で、 初恋は破れるほうがいいと言う説もある。
朝起きる時は「今日も会えないだろう」と思い、 寝る時には「今日も会えなかった」と思うのです。 長い長い毎日に、幸福な時は片時もありません。 全ては物足りなさ、全ては後悔、全ては絶望です。
恋は気がつかないうちにおとずれてくる。 われわれはただ、それが去っていくのをみるだけである。
嫉妬は常に恋と共に生まれる。 しかし必ずしも恋と共には滅びない。
なんとなく好きで、 その時は好きだとも言わなかった人のほうが、 いつまでもなつかしいのね。 忘れられないのね。 別れたあとってそうらしいわ。
人はしばしば恋に欺かれ、恋に傷つき、不幸にもなる。 それでも人に恋するのだ。
一人を失ったからといって嘆くことはない。 男と女は半分ずついるのだから。
絶えず警戒しつづけることの必要が、 ついには恋しあう人達を疲労させてしまう。
彼女は彼のことを愛そうを思えば愛せたのに、 彼のことをよく知っていたのでどうしても愛せなかった。
誰かを愛して誰かを失った人は、何も失っていない人よりも美しい。
女と別れるごとに、自分の中でなにかが死ぬのを感じた。
与えようとばかりして、もらおうとしなかった。 なんと愚かな、間違った、誇張された、高慢な、短気な恋愛ではなかったか。 ただ相手に与えるだけではいけない。相手からも貰わなくては。
でも、何といったって、 誰にも愛されないよりはまだ誰かに捨てられたほうがましだよ。
恋わずらいの人は、ある種の病人のように自分自身が医者になる。 苦悩の原因をなした相手から癒してもらえることはないのだから、 結局は、その苦悩の中に薬を見出すのである。
報いられぬ恋は霜にうたれてしおれた樹木に似ている。
世間の恋人達を見るがいい。 やっと告白が始まるときにはもう欺(あざむ)いている。
男女の仲というのは、夕食を二人っきりで三度して、 それでどうにかならなかったときはあきらめろ。
恋の苦しみは、あらゆるほかの悦びよりずっと愉しい。