己の感情は己の感情である。己の思想も己の思想である。
天下に一人もそれを理解してくれる人がなくたって、 己はそれに安んじなければならない。
それに安じて恬然としていなくてはならない。
誰も称賛してくれる者がいなくても自分のことは自身で称えよ。
もし今日の自分が 明日の自分と同じであるならば、 今日の自分は昨日の自分の奴隷にすぎない。
人間の特質はそうではなくて、 日々新しく創造的にきのうの自分を乗り越える、 そこに人間の本質がある。
私は私。 そのままを受け止めてくれるか、さもなければ放っといて。
人は、他人と違っているのと同じくらい自分自身とも違っている時がある。
我々はつねに自分自身に問わなければならない。 もしみんながそうしたら、どんなことになるだろうと。
他人を負かすってのはそんなむずかしい事じゃあないんだ… もっとも『むずかしい事』は!いいかい!もっとも『むずかしい事』は! 『自分を乗り越える事』さ!
怪物と戦う者は、その際自分が怪物にならぬように気をつけるがいい。 長い間、深淵をのぞきこんでいると、深淵もまた、君をのぞきこむ。
他人と比較して、他人が自分より優れていたとしても、それは恥ではない。 しかし、去年の自分より今年の自分が優れていないのは立派な恥だ。
たとえあなたが何をしていようとも、それをしている自分を愛せ。
自分自身を愛することは、 一生涯続くロマンスを始めることである。
偶然にしか接触せぬ人々に気に入られるよりも、自分自身に気に入られることが必要である。
ある人に合う靴も、別の人には窮屈である。 あらゆるケースに適用する人生の秘訣などない。
我々は一人で世の中を歩いている。 我々が望むような友情は夢であり、寓話である。
「みんなと同じ事はしたくない」 という、みんなと同じセリフ。
あちこち旅をしてまわっても、自分自身から逃れられるものではない。
自分自身に正直であることはなんと困難なことだろう。 他人に正直である方がはるかにやさしい。