青春とは、奇妙なものだ。 外部は赤く輝いているが、内部ではなにも感じられないのだ。
結婚とはセルフサービスの食事のようなものだ。 自分の欲しい料理を選んだ後で、隣りの人たちのお皿の中身を見る。 そして、どうして自分は彼らと同じ物を選ばなかったのだろうと自問するのである。
男と女の間に友情はあり得ない。 情熱、敵意、崇拝、恋愛はある。しかし友情はない。
僕は平和が怖い。何よりも怖い。……地獄を隠しているような気がしてね。
男は別れの言い方が分からない。 女はそれを言うべき時が分からない。
運命は我らを幸福にも不幸にもしない。 ただその種子を我らに提供するだけである。
私は生きることが大好きだから、死を恐れない。 ただ、出来るだけ遅く死にたいだけだ。
悪い仲間は犬のようなものだ。 一番好きな相手を一番ひどく汚してしまう。
恋愛というものは、振幅が大きくて、情熱の波に弄ばれます。 友情は静かで安定した流れを辿ります。
金儲けのうまい人は、無一文になっても自分自身という財産を持っている。
人生とは出会いであり、 その招待は二度と繰り返されることはない。
たいていの人々は、運命に過度の要求をすることによって、 自ら不満の種をつくっている。
「あなたは臆病者と思われてるのよ」 「そうではないが、勇気を見せびらかす必要もないだろう」
人生は、片手に幸福の黄金の冠を持ち、片手には苦痛の鉄の冠を持っている。 人生に愛されたものは、この二つの冠を同時に渡されるのだ。
いい日は幾らでもある。手に入れるのが難しいのはいい人生だ。
人生にはただ三つの事件しかない。 生まれること、生きること、死ぬことである。 生まれるときは気がつかない。 死ぬときは苦しむ。 そして生きているときは忘れている。