女が再婚する場合は先夫を嫌っていたからで、 男が再婚する場合は先妻を熱愛していたからだ。 女は運を試し、男は運を賭けるのだ。
彼が夕食に遅れるときは、 浮気しているか死んで道端に転がっているかのどっちかなのよ。 道端でくたばっているほうがいい、といつも思ったわ。
私達はいわば二回この世に生まれる。 一回目は存在するために、二回目は生きるために。
私は賢明に思慮をめぐらし、愚かに行動し、一生の日々を送った。
私たちの人生は、私たちが費やした努力だけの価値がある。
何かいい物語があって、それを語る相手がいる。 それだけで人生は捨てたもんじゃない。
もし神が女性に男性を支配させたいと考えていたなら、 神はアダムの頭から女性を創ったであろう。 また、もし神が女性を男性の奴隷にしようと考えていたなら、 アダムの足から女性を作ったであろう。 だが、神はアダムのわき腹から女性を創り給うた。
「人生最良の時は結婚式の日だった」「最悪の時は?」「それ以後の毎日」
幸運といい、不運といい、それは後になって言えることである。 ただ自分がよいと思うところを現実の条件から裏付けし、 あとは勇を鼓して一歩踏み出すだけである。
自分の仕事を愛し、その日の仕事を完全に成し遂げて満足した。 ――こんな軽い気持ちで晩餐の卓に帰れる人が、世の中で最も幸福な人である。
大文字ばかりで印刷された書物は読みにくい。 日曜日ばかりの人生もそれと同じだ。
人生は、私たちが人生とは何かを知る前にもう半分過ぎている。
自分を好きになったほうがいい。 長く付き合うんだから。
己の感情は己の感情である。己の思想も己の思想である。
天下に一人もそれを理解してくれる人がなくたって、 己はそれに安んじなければならない。
それに安じて恬然としていなくてはならない。
女が君を愛すると誓っても、必ずしも信じるわけにはいかない。 しかし君を愛さないと誓った時にも、やはり信じすぎないほうがよい。
金のために結婚するものは悪い人間であり、 恋のために結婚するのは愚かな人間である。
やりかたやハウツーなんてない。 ただ愛することによってしか、愛し方なんてわからないんだ。