山は山を必要としない。 しかし、人は人を必要とする。
運命が明日なにを決定するかを問うな。 瞬間こそ我々のものである。 さあ、瞬間を味わおうではないか!
人生は決して、あらかじめ定められた、 すなわち、ちゃんとできあがった一冊の本ではない。 各人がそこへ一字一字書いていく白紙の本だ。 生きて行くそのことがすなわち人生なのだ。
自転車は走ればこそ転倒しない。 要領の良い連中は、不安定な世の中を遊泳する。
朝起きる時は「今日も会えないだろう」と思い、 寝る時には「今日も会えなかった」と思うのです。 長い長い毎日に、幸福な時は片時もありません。 全ては物足りなさ、全ては後悔、全ては絶望です。
ある事を真剣に3時間考えて、 自分の結論が正しいと思ったら、 3年かかって考えてみたところでその結論は変わらないだろう。
あらゆる借金の中で人々は税金を一番払いたがらない。 これは政府に対するなんという諷刺であろうか。
運は我々から富を奪うことはできても、 勇気を奪うことはできない。
友人は服のようなものだ。 すり切れないうちに捨てねばならぬ。 さもないと、向こうがこちらを捨てる。
娘が三人の求婚者にいやだといってしまったら、 今度は自分から行って求婚しなければならない。
恋わずらいの人は、ある種の病人のように自分自身が医者になる。 苦悩の原因をなした相手から癒してもらえることはないのだから、 結局は、その苦悩の中に薬を見出すのである。
あなたは目的があってここにいます。 この広い世界にあなたと同じ人間はいません。 過去にもいなかったし、未来にもいないのです。 あなたは何かの必要を満たすためにここに連れてこられたのです。 このことについて、ゆっくりと考えてみて下さい。
こいつが最初三十分ばかりの幸福なら、 財布をはたいてでも買ってやるところだよ。 だがね、生涯つづく幸福!これには到底耐えられないね。 この世の地獄だ。
友人はメロンに似ている。 50個も試さなければ、いいのにめぐり合わない。
一人の女しか愛さない男はしばしばもっとも幸福な生活を送るが 死ぬときはもっとも孤独な死にかたをする。
誰もが幸福についてしゃべる。 しかしそれを知っている人はほとんどいない。
よい結婚はあるけれども、楽しい結婚はめったにない。
酒が作り出した友情は、酒のように一晩しかもたない。