男の人って、一度女を愛したとなると、そ の女のためならなんだってしてくださるでしょ。 たった一つ、してくださらないもの。それはいつまでも愛しつづけるってことよ。
男にほれられるような男でなければ、女にはほれられない。
男にとっては今日一日だけの浮気心にすぎないものに、 女はその一生を賭ける。
苦しいこともあるだろう
言いたいこともあるだろう
不満なこともあるだろう
腹の立つこともあるだろう
泣きたいこともあるだろう
これらをじっとこらえてゆくのが
男の修行である
男は人生を知るのが早すぎるし、女は知るのが遅すぎる。
恋をする男は自分の能力以上に愛されたいと願ってる人間である。
それが彼を滑稽に見せる理由である。
男というものはつねに女の友であることは決してありません。 他に愛する女を持っているときは別ですが。
芸術でも技術でも、いい仕事をするには、 女のことが分かってないとダメなんじゃないかな。
床の上で自分の子供の電気機関車をいじくって三十分を空費することのできる男は、 どんな男でも実際は悪い人間ではない。
一人の女しか愛さない男はしばしばもっとも幸福な生活を送るが 死ぬときはもっとも孤独な死にかたをする。
女に懲りるのは一度でたくさん。だれもがそう思いながら二度三度と繰り返す。
男は常に女の初恋の人でありたがる。それが男の無様な虚栄である。
男の人って、一度女を愛したとなると、その女のためなら何だってしてくださるでしょ。 たった一つ、してくださらないもの、それはいつまでも愛しつづけるってことよ。
男というものは、女房が小難しいことを喋っているときより、 自分の食卓にうまい料理があるときのほうがもっと嬉しいものである。
勇敢な男は自分自身のことは最後に考えるものである。
男というものは自分の愛している女を憎み、どうでもよい女を愛するものだ。
愛の舞台に上って馬鹿らしい役割を演じるのは、いつでも男だ。
四十歳をすぎると、男は自分の習慣と結婚してしまう。
男の人生にはいくつかの節目がある。 童貞の喪失、結婚、子供の誕生、好きな女の笑顔。
男は建設すべきものも、破壊すべきものもなくなると、 非常に不幸を感じるものである。