私は大部分の時を孤独で過ごすのが健全なことであるということを知っている。 最も善い人とでも一緒にいるとやがて退屈になり散漫になる。 わたしは独りでいることを愛する。 わたしは孤独ほど付き合いよい仲間を持ったことがない。
この世の中で一番強い人間とは、孤独で、ただ一人で立つ者なのだ!
人はだれしも、 自分自身の生涯を一人で生き、 自分自身の死を一人で死ぬものです。
最高のものを求める人は、つねにわが道を行く。 人間は最高のものを決して共存しない。 幸福になろうとする人はまず孤独であれ。
孤独は山になく、街にある。 一人の人間にあるのではなく、大勢の人間の”間”にある。
私達の一切の悩みは、 私達が孤独で存在し得ないということから生まれてくる。
社会が性格にとって有益なものであると同じように、 孤独は想像力にとって有益なものである。
山は山を必要としない。 しかし、人は人を必要とする。
人間元来一人で生まれて一人で死んでいくのである。 大勢の中に混じっていたからって孤独になるのは、わかりきったことだ。
自ら進んで求めた孤独や他者からの分離は、 人間関係から生ずる苦悩に対してもっとも手近な防衛となるものである。
一人では何も出来ぬ。 だが、まず誰かがはじめなければならぬ。
霧の中をさすらうことの不思議さよ!生きるということは孤独であるということだ。 どんな人も他人を知らず、だれもかれも皆ひとりだ。
孤独でいかに暮らすかを知らない者は、 忙しい群集の中でいかに忙しく暮らすかも知らない。
友情とは名ばかりのものだ。 私はどんな人間も愛さない。兄弟すら愛さない。 兄のジョセフだけは少し愛している。 ただし、それも習慣上からである。
どこにも人を引きつける所を持たないことを自覚している人間は、 それについてくよくよとあせるより、 自然のままで一人で生きているほうが賢明である。
孤独は厚い外套である。 しかし、心はその下で凍えている。
誰一人知る人もない人ごみの中をかき分けていくときほど、 強く孤独を感じるときはない。