「あなたは臆病者と思われてるのよ」 「そうではないが、勇気を見せびらかす必要もないだろう」
希望はいいものだよ。多分最高のものだ。いいものは決して滅びない。
人生には、全てをなくしても、 それに値するような何かがあるんじゃないだろうか。
スプートニクに乗って、宇宙に飛ばされたライカ犬のことを思えば、 僕の不幸なんてちっぽけなモノだ。
人のこと嫌いになるってのは、それなりの覚悟しろってことだぞ。
「君は会うたびに美しくなる」 「会ったのはついさっきよ」 「その間に美しくなった」
科学は農薬を生み出すが、それを使うなとは言ってくれない。
十二才の時のような友達はもう二度できない……もう二度と…。
「人生最良の時は結婚式の日だった」「最悪の時は?」「それ以後の毎日」
「お酒は?」「飲みません。現実から逃避する必要がないので……」 「私も現実には満足してますが、うまい酒は現実の一部ですよ」
男の人生にはいくつかの節目がある。 童貞の喪失、結婚、子供の誕生、好きな女の笑顔。
皮膚の色が裁判の判断材料になるなら、裁かれるべきなのは法廷だ。