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人間が人間として生きていくのに一番大切なのは、
頭の良し悪しではなく、心の良し悪しだ。
人は幸運の時は偉大に見えるかもしれないが、 真に向上するのは不運の時である。
人に好かれるための唯一の方法は、 畜生のなかで最も愚かなものの皮をかぶることである。
樫だけが樹ではない。バラだけが花ではない。 多くのつつましい冨が私たちのこの世を豊かにしているのだ。
神のもとには大きなものも小さなものもありはしません。
人生においてもまた、大きなものも小さなものもありはしません。
あるものはただ、まっすぐなものと曲がったものだけです。
人間は自己の運命を創造するのであって、 これを迎えるものではない。
若いときの自分は、金こそ人生でもっとも大切なものだと思っていた。 今、歳をとってみると、その通りだと知った。
男と女とが結婚したときには、 彼らの小説は終わりを告げ、彼らの歴史が始まる。
男は常に女の初恋の人でありたがる。それが男の無様な虚栄である。
習慣は、最高の召使いか最悪の主人のいずれかである。
友情と恋愛とは人生の幸福を生み出す。 ちょうど二つの唇が、魂を有頂天にするキスを生みだすように。
ああ、金、金！ この金のためにどれほど多くの悲しいことがこの世に起こることであろうか！
｢明日は、明日こそは｣と、 人はそれをなだめる。この「明日」が、彼を墓場に送り込むその日まで。
愛することと愛されること。 それより大きな幸福なんて、私は望みもしないし知りもしませんわ。
私は決して拒絶しないし、決して反対しない。 忘れてしまうことは時々ある。
いかに見栄えしない草でも春とともに花になるように、 人は恋することによってそれ自身を花咲かせる。
短い不在は恋を活気づけるが、長い不在は恋をほろぼす。
