この世は一冊の美しい書物である。 しかしそれを読めない人間にとっては何の役にも立たない。
この世界は、大勢の人に愛読される絵本のようなものである。 ページをめくって一つ一つの絵を楽しむが、原文の一行もみんな読みはしない。
愛は、この世に存在する。 きっと、ある。見つからぬのは愛の表現である。その作法である。
この世の生活の幸福を求める私たちの計画はすべて幻想なのである。
生活するとは、この世でいちばん稀(まれ)なことだ。 たいていの人は、ただ存在しているだけである。
私たちは肩を寄せ合って生きています。 だから、この世における私たちの第一の目的は、他人の役に立つことです。 たとえ他人の役に立てない者でも他人を傷つけてはいけません。
この世を動かす力は希望である。
やがて成長して果実が得られるという希望がなければ、農夫は畑に種をまかない。
この世は興味あるもので満ち満ちている。 こんなすばらしい世界で、だらだらと人生を送るのは、もったえない。