どこで死が我々を待っているか分からないのだから、 いたるところで待とうではないか。 死を予測するのは自由を予測することである。
噂とはいい加減なものだ。たいてい噂のほうがよくできている。
はたして人は、不徳なくして徳を、 憎しみなくして愛を、醜なくして美を考えることができるだろうか? 実に悪と悩みのおかげで地球は住むにたえ、人生は生きるに値するのである。
もっと人生を本当に楽しめるときがいつか訪れるだろう。 その時をあなたは心待ちにしなさい。
この世は一冊の美しい書物である。 しかしそれを読めない人間にとっては何の役にも立たない。
人間の一生のあらゆる行動のうちで、 結婚は他人に関係することの最も少なきものである。 だがそれはまた、あらゆる行動の中で他人に干渉されることの最も多きものである。
我々は他人が幸福でないのを当たり前だと考え、 自分自身が幸福でないことにはいつも納得がいかない。
まだ死ぬ気はない。 だが、もし死ぬとしたら、時と場所は自分で選ぶ。
夢は、できる限り最大に実現するために、 その陰で努力を続けている限り誰も傷つけることはない
誰でも死ななくちゃいけない。 でも私はいつも自分は例外だと信じていた。 なのに、なんてこった。
幸福の秘訣は、自分がやりたいことをするのではなく、 自分がやるべきことを好きになることだ。
女性が鏡に映して自分を見るのは、自分の姿を見るためでなく、 自分がどんなふうに他人に見られるかを確かめるためだ。
私達は踏みなれた生活の軌道から放り出されると、 もうダメだ、と思います。 しかし、実際はそこに、ようやく新しい良いものが始まるのです。 生命のある間は幸福があります。
恋には二種類ある。 その一つは、人を誰でも見苦しいものにしてみせる"満たされない恋"であり、 他の一つは、人を誰でも白痴にする"満たされた恋"である。
もし本当に死の精髄を見たければ、 生の実体に向けて心をいっぱいに開きなさい。 なぜなら、川と海が一体であるように、生と死は一体だからである。