この世で生きてゆくということは、損得勘定じゃあない。 短い一生なんだ、自分の生きたいように生きるほうがいい。
その女性がもし男であったならきっと友達に選んだろう、 と思われるような女でなければ妻に選んではいけない。
人生のおいて最も絶えがたいことは悪天候が続くことではなく、 雲一つ無い晴天が続くことである。
人生は海、金は船頭である。船頭がいなければ、うまく世渡りができない。
急いで結婚する必要はない。 結婚は果物と違って、いくら遅くても季節はずれになることはない。
君に金がない理由を教えてやろうか。 それは君が金だけをひたすら愛さないからさ。 金というものはね、何もかも愛するような浮気者には身をまかせないものさ。
この世で一番重い物体は、もう愛していない女の体である。
女は愛されることを求め、理解されることを求めない。
従順な妻というものは、夫に従うことで夫を支配する。
夜中に命がけで書いたラブレターほど、翌朝読むに耐えないものはない。 また、投函したとたん猛烈に書き直したくなる。
青春ほど死の翳(かげ)を負い、死と背中合せな時期はない。
美しい女にはやがて飽きがくる。善良な女には決して飽きはこない。
人生における無上の幸福は、自分が愛されているという確信である。
恋愛の誕生はあらゆる誕生と同じく「自然」の作品である。 愛の技術が介入するのはその後のことである。
一人でいるとき、女たちがどんなふうに時間をつぶすものか。 もしそれを男たちが知ったら、男たちは決して結婚なんてしないだろう。
我々は命あるものを、 使い古したら捨ててしまう靴や身の回りの品のように扱うべきではない。