友情とは名ばかりのものだ。 私はどんな人間も愛さない。兄弟すら愛さない。 兄のジョセフだけは少し愛している。 ただし、それも習慣上からである。
人生はつくるものだ。 必然の姿などというものはない。
平らな道でもつまずくことがある。 人間の運命もそうしたものだ。 神以外に誰も真実を知るものはないのだから。
結婚する前、 男はあなたの言った言葉を夜中にあれこれと考えて一晩眠れずに過ごすが、 結婚した後は、あなたの話がまだ終わらないうちに眠ってしまうものなんです。
もう一日くらい待ったなら、 自分の婚約者よりももっと好みに合った 理想的な女性が見つかるかもしれないという気持ち。 どんな男でもこうした気持ちを抱いているものだ。
夢はいいものです。そうでなかったら、お金が大事です。
今日という日を自分自身のものと呼びうる人は幸せである。 いや、彼のみが幸せである。
人々はお金で貴いものは買えないという。 そういう決り文句こそ、貧乏を経験したことのない何よりの証拠だ。
未来がどうなるか、あれこれと詮索するのをやめよ。 そして、時がもたらすものが何であれ、贈り物として受けよ。
結婚とは、その主人公が第一章で死んでしまう小説のようなものである。
与えられたるものを受けよ。 与えられたるものを活かせ。
死と同じように避けられないものがある。それは生きることだ。
人間の自由を奪うものは、悪法よりも暴君よりも、実に社会の習慣である。
最高のものを求める人は、つねにわが道を行く。 人間は最高のものを決して共存しない。 幸福になろうとする人はまず孤独であれ。
恋愛はポタージュのようなものだ。 初めの数口は熱すぎ、最後の数口は冷めすぎている。
初恋は純の醇(じゅん)なるものだ。 それきりで終わる人は誰よりも幸福な人だ。
最初の一目で恋を感じないなら恋というものはないだろう。