よく聞け、
金を残して死ぬ者は下だ。
仕事を残して死ぬ者は中だ。
人を残して死ぬ者は上だ。
よく覚えておけ
薔薇はなぜという理由もなく咲いている。薔 薇はただ咲くべく咲いている。 薔薇は自分自身を気にしない。人が見ているかどうかも問題にしない。
他人のために暮らすのはもうたくさんだ。 せめてこのわずかな余生をみずからのために生きようではないか。
深海にいきる魚のように自ら燃えなければどこにも光はない。
生きる理由はないが、また、死ぬ理由もない。 人生への軽蔑を示すべく、我々に残された唯一の方法は、それを受け入れることである。 人生は、苦労して捨てるほどの価値もない。
人生は将棋のようなものだ。 自分の手中にあるものはチャンスではなく、駒の進め方だ。
迷ったらダメなんだな。 人生の答えなんて、考えたって分かるものじゃない。 ただ、そのときそのときを、 ぎりぎり一杯生きている奴だけにその答えは見えてくるんじゃないだろうか。
人生という字をどう読むか? 人として生まれる、人として生きる、人を生かす、人を生む…、それが人生なんです。
人生は、10段変速の自転車のようなもの。 だれもが、自分がもっているものの大半は使っていないのです。
畏れることなく醜にも邪にもぶつかって見よう。 その底に何があるか。 もしその底に何もなかったら人生の可能性は否定されなければならない。
人はその生涯の40年間で本文を著述し、 これにつづく30年間において、前者についての注釈を付加する。
この世は一冊の美しい書物である。 しかしそれを読めない人間にとっては何の役にも立たない。
「人間は誰でも不安や恐怖を克服して安心を得るために生きる」
はたして人は、不徳なくして徳を、 憎しみなくして愛を、醜なくして美を考えることができるだろうか? 実に悪と悩みのおかげで地球は住むにたえ、人生は生きるに値するのである。
A弦が切れたら残りの三本の弦で演奏する。これが人生である。
人生は一箱のマッチに似ている。
重大に扱うのはばかばかしい。
重大に扱わねば危険である。