死ぬなら楽に死ぬ。 苦しむなら治る。 どっちかにしてもらいたい。 苦しんだ上に死ぬなんて理屈に合わぬ。
命というものは、はかないからこそ、 尊く、厳かに美しいのだ。
いくら長生きしても、最初の二十年こそ人生の一番長い半分だ。
人生はほんの一瞬のことに過ぎない。 死もまたほんの一瞬である。
人生が死より恐ろしいところでは、あえて生きることが最後たる真の勇気である。
お前の人生が戯れにすぎなかったのなら、死はお前にとって真剣事であろう。 だが、お前が真剣に生きたのなら、死はお前にとって一つの戯れであろう。
死は救いとは言いながら、そうは悟りきれぬものである。
人はいつだって、いろいろなものにさよならを言わなければならない。
人間が幸福の夢を追うときに犯す大きな過失は、 人間の生来から備わっているあの「死」という弱点を忘れてしまうことだ。
死者も我々がまったく忘れてしまうまで、本当に死んだのではない。
人は、自然の悪を知ることを学んで死を軽蔑し、 社会の悪を知ることを学んで生を軽蔑する。
人間は、死ぬことを密かに望んだので戦争をしたのである。 自己保存の要求は極めて深いものかもしれないが、死への欲情はさらに深い。
我々は、大人も子供も、利口も馬鹿も、貧者も富者も、 死においては平等である。