人は、自然の悪を知ることを学んで死を軽蔑し、 社会の悪を知ることを学んで生を軽蔑する。
人間は心の底ではまったく死を嫌悪していない。 死ぬのを楽しみにさえしている。消えてゆくランプに苦しみはないのである。
死ぬということは、生きているよりいやなことです。 けれども、喜んで死ぬことが出来れば、くだらなく生きているよりは幸福なことです。
生は全ての人間を水平化するが、 死は傑出した人をあらわにする。
死ぬよりも、生きているほうがよっぽど辛いときが何度もある。 それでもなお生きていかねばならないし、また生きる以上は努力しなくてはならない。
人は、いつか必ず死ぬということを思い知らなければ、 生きているということを実感することもできない
人はいつ死ぬと思う?
心臓をピストルで打ち抜かれた時。違う!
不治の病に冒された時。違う!!
猛毒キノコスープを飲んだ時。違う!!!
人に・・・忘れられた時さ!!!!
人生はほんの一瞬のことに過ぎない。 死もまたほんの一瞬である。
人類はまだ未成年であり、死は一つの未成年者誘拐である。
カミソリは痛い、水は冷たい、薬は苦い、銃は違法、縄は切れる、ガスは臭い。 生きてる方がマシ。
どのみち死なねばならぬなら、 私は、なっとくして死にたいのだ。
天が私にあと十年の時を、いや五年の命を与えてくれるのなら、 本当の絵描きになってみせるものを。
何故死を恐れるのか? ――人生で最も美しい冒険だから。