天国はすごくいいところらしい。 だって、行った人が誰一人帰ってこないのだから。
我は生きようとする生命に取り巻かれた生きようとする生命だ。
なぜ死を恐れるのですか。 まだ死を経験した人はいないではありませんか。
死は生の対極としてではなく、その一部として存在する。
生きる理由はないが、また、死ぬ理由もない。 人生への軽蔑を示すべく、我々に残された唯一の方法は、それを受け入れることである。 人生は、苦労して捨てるほどの価値もない。
死ぬということは、生きているよりいやなことです。 けれども、喜んで死ぬことが出来れば、くだらなく生きているよりは幸福なことです。
賢者は、生きられるだけ生きるのではなく、 生きなければいけないだけ生きる。
生は全ての人間を水平化するが、 死は傑出した人をあらわにする。
私たちは死の心配によって生を乱し、 生の心配によって死を乱している。
死のことは考えるに及ばない。 死は我々が手を貸さなくても我々のことを考えてくれているのだから。
天が私にあと十年の時を、いや五年の命を与えてくれるのなら、 本当の絵描きになってみせるものを。
哀しみで自分をすり減らしちゃいけない。死んだ人は死んだ人。 人生は生きている者のためにあるのだから。
人は、いつか必ず死ぬということを思い知らなければ、 生きているということを実感することもできない
死の恐怖は、解決されない生の矛盾の意識にすぎない。
人間は九ヶ月かけて生きる準備を整えるが、 人間を死に導くには一瞬の間しか必要としない。
人間は生きることが全部である。死ねば全てなくなる。