女は男よりも利口である。というのも、女は知ることは少なく、 理解することがより多いから。
醜い女はいない。 ただ、どうすればかわいく見えるかを知らない女はいる。
老年は男女間の友情に最も適した時代である。 なぜなら彼らはその頃には、 ちょうど男であり女であることを止めてしまったからである。
つまらないことに熱情を感じてよく記憶していること、 これが女の一番の特徴である。 数年前の友達と交わした世間話の中に出てきたこまごましたくだらないことを その気になればいつでも正確に話せるのである。 しかもやりきれないことに、女はいつでもその気になるのである。
愛している女は、男から愛されていないのではないかといつも恐れている。 愛していない女は、男から愛されているといつもうぬぼれている。
女性はどこから見ても低劣であり、 女性固有の領域においても全くの無能力であるにもかかわらず、 いぜんとして女性がハバをきかしているのは、結局は男性が愚鈍だからである。
女は大きな危害は許すが、小さい侮辱は決して忘れない。
私には女たちが象と同じように思える。 眺めるのは好きだが、家に欲しいとは思わない。
二人の女を和合させるより、 むしろ全ヨーロッパを和合させることのほうが容易であろう。
翻訳は女性のようなものである。 美しければ忠実じゃないし、忠実であれば、きっと美しくない。
女性が鏡に映して自分を見るのは、自分の姿を見るためでなく、 自分がどんなふうに他人に見られるかを確かめるためだ。
女は男より簡単に泣く。 しかも自分を泣かせたことについて男より長く覚えている。
女が付属品を棄てるとどうしてこんなにも美しくなるのだろうか。
女心は男心よりも清らかなものである。ただ男よりもよく変化するだけだ。
「男女同権」とは、男の地位が女の地位まで上がったことなのです。