諦めるな!光が見えるだろう?そこに向かってはって行け

サーロー節子

解説

この言葉は、広島の被爆者であり、核兵器廃絶を世界に訴え続けてきたサーロー節子さんが、2017年のノーベル平和賞授賞式で紹介した言葉です。

1945年8月6日、当時13歳だった節子さんは広島で被爆し、崩れ落ちた建物の下敷きになりました。

暗闇の中、身動きも取れず、死を覚悟したそのとき、救助に来た人が声をかけてくれました。

「あきらめるな! 光が見えるだろう? そこに向かってはって行け」

その声に励まされ、節子さんは必死にはい出し、生き延びることができました。

それから72年後の2017年。

ノーベル平和賞授賞式の演説で、節子さんは再びこの言葉を世界に届けました。

かつて自分を救ってくれた「光」を、今度は核兵器のない世界への希望に重ねたのです。

この言葉には、単に「困難に負けず頑張ろう」という励ましを超えた、深い意味があるように思います。

どれほど絶望的な状況でも、希望を見失わないこと。

たとえ立ち上がれなくても、はってでも前に進むこと。

そして、自分が見つけた光を、次の誰かへとつないでいくこと。

希望とは、ただ待つものではなく、どんなに小さくても、その光に向かって動き続けることなのかもしれません。

サーロー節子さんの言葉は、平和を願う私たちだけでなく、人生の困難に直面している一人ひとりにも、勇気を与えてくれます。

参考記事

広島女学院大学|ノーベル平和賞授賞式 サーロー節子さんの演説(日本語訳全文)

https://www.hju.ac.jp/news/2017/12/post-69.php

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