人はある恋を隠すこともできなければ、ない恋をよそおうこともできない。
人間は今だかつて結婚に満足したことがない。 たとえ結婚する当人同士が満足していても、他の人間が満足しないのである。
明日を精一杯生きるより、今日を精一杯生きなきゃいけない。
僕は自分がなぜ生きていなければならないのか、 それが全然わからないのです。
我々は翼が欲しいという欲望を持っている。 にもかかわらず結局は空を飛ぶことはできない。 要するに、我々は幸せなのだ。 さもなければ、空気はやがて吸うに堪えなくなるに違いない。
とにかくね、生きているのだからインチキをやっているのに違いないのさ。
恋とは甘い花のようなものである。 それをつむには恐ろしい断崖の端まで行く勇気が無ければならない。
男はみんな賭博師だ。でなきゃ結婚なんてしやしない。
生きる理由はないが、また、死ぬ理由もない。 人生への軽蔑を示すべく、我々に残された唯一の方法は、それを受け入れることである。 人生は、苦労して捨てるほどの価値もない。
孤独とは、港を離れ、海を漂うような寂しさではない。 本当の自己を知り、この美しい地球上に存在している間に、 自分たちが何をしようとしているのか、 どこに向かおうとしているのを知るためのよい機会なのだ。
幸福な結婚というのは、 いつでも離婚できる状態でありながら、 離婚したくない状態である。
恋はその始まりがいつも美しすぎる。 結末が決して良くないのも無理からぬことだ。
善良だけでは足りない。 何もしないで傍観しているのは愚劣なルールへの同調だ。
十人十色というからには、 心の数だけ恋の種類があってもいいんじゃないかしら。
女性が弱いというのは嘘である。 世の中に何が強いと言って、無神経な事ほど強いことはない。
あなたが明日会う人々の四分の三は、 「自分と同じ意見の者はいないか」と必死になって探している。 この望みをかなえてやるのが、人に好かれる秘訣である。
この世で生きてゆくということは、損得勘定じゃあない。 短い一生なんだ、自分の生きたいように生きるほうがいい。
その女性がもし男であったならきっと友達に選んだろう、 と思われるような女でなければ妻に選んではいけない。
人生は海、金は船頭である。船頭がいなければ、うまく世渡りができない。
急いで結婚する必要はない。 結婚は果物と違って、いくら遅くても季節はずれになることはない。