男はどんな女といても幸福にいけるものです。彼女を愛さないかぎりは。
「僕はずっと山に登りたいと思っている。……でも明日にしよう」 おそらくあなたは永遠に登らないでしょう。
このところずっと、私は生き方を学んでいるつもりだったが、 最初からずっと、死に方を学んでいたのだ。
短い不在は恋を活気づけるが、長い不在は恋をほろぼす。
二人のうちどちらかがいるところには、いつも二人ともいるんだよ。
人生の真実は、美味で、恐ろしく、魅力的で、奇怪、甘くて、苦い。 そしてそれがすべてである。
結婚は夫、または妻によって創り出されるものではなく、 逆に夫と妻とが結婚によって創られるのだ。
天国はすごくいいところらしい。 だって、行った人が誰一人帰ってこないのだから。
女は初めてできた恋人をいつまでも離すまいとする。 第二の恋人が出来ないかぎり。
青春の時期は、いつの時代でも恥多く悩ましいものだ。 もう一度やれと言われてもお断りしたい。
人間は、自分が考えるほど不幸でもないし、それほど幸福でもない。
あたかも良く過ごした一日が、安らかな眠りをもたらすように、 良く生きられた一生は、安らかな死をもたらす。
不本意な結婚をした男にとって、彼女は妻ではない。敵だ。
人は異郷に生まれてくる。 生きることは故郷を求めることだ。 考えることとは生きることだ。
昨日まで人のことかと思いしがおれが死ぬのかそれはたまらん
眠い人が眠るように、 瀕死の人は死を必要としているのです。 抵抗が間違いで無駄だというときが、いずれきますよ。
あなたは女だ。 だからこの世の中に愛ほど美しいものはないと思うに違いない。 しかし、私は男だ。いくらでもかわりの女を見つける。
人生で一番楽しい瞬間は、誰にも分からない二人だけの言葉で、 誰にも分からない二人だけの秘密や楽しみを、ともに語り合っている時である。