思った通りの人生ではなかった。しかし、よかったとなら言える人生だったかもしれない。
人は死ぬ瞬間までも、 もしかしたら助かるかもしれないと空想し得る力を与えられている。
コロンブスが幸福であったのは、彼がアメリカを発見した時ではなく、 それを発見しつつあった時である。 幸福とは生活の絶え間なき永遠の探求にあるのであって、断じて発見にあるのではない
真実の愛は幽霊のようなものだ。 誰もがそれについて話をするが、それを見た人はほとんどいない。
嫉妬は常に恋と共に生まれる。 しかし必ずしも恋と共には滅びない。
男にほれられるような男でなければ、女にはほれられない。
恋をすることは苦しむことだ。 苦しみたくないなら、恋をしてはいけない。 でもそうすると、恋をしていないことでまた苦しむことになる。
恋のない結婚のあるところには、 結婚のない恋が生まれることだろう。
結婚は一切のものを呑み込む魔物と絶えず戦わなくてはならない。 その魔物とはすなわち―――習慣のことだ。
恋は気がつかないうちにおとずれてくる。 われわれはただ、それが去っていくのをみるだけである。
愛情には一つの法則しかない。それは愛する人を幸福にすることだ。
男にとっては今日一日だけの浮気心にすぎないものに、 女はその一生を賭ける。
恋というものは、オーバーのように、 着たり脱いだりできるものじゃないんだ。
もし人生が二回あればお母さんの言う通りに高校へ行くけど、 一回しかないんだから自分の自由にさせてください。
人は幸運の時は偉大に見えるかもしれないが、 真に向上するのは不運の時である。
人間の死ぬのはいつも早すぎるか遅すぎるかよ。 でも一生はちゃんとけりがついてそこにあるのよ。 一本、線が引かれたからには総決算しなけりゃ。 あんたは、あんたの一生以外の何ものでもないのよ。
人は自分が幸福であるだけでは満足しない。 他人が不幸でなければ気がすまないのだ。
恋とはサメのようなものだ。常に前進してないと死んでしまう。
芸術でも技術でも、いい仕事をするには、 女のことが分かってないとダメなんじゃないかな。