若くても美しくなく、美しくてもわかくなければ、なんにもなりはしない。
お互い友人だといっても、それを信じるのは愚か者。 この名ほど世間にありふれたものはなく、その実ほど天下にまれなものはない。
恋に肩をたたかれた時には、 常日頃は詩的な調べに耳をかさないような男でさえ詩人になるのだ。
結婚するやつは馬鹿だ。しないやつは――もっと馬鹿だ。
他人の幸福をうらやんではいけない。 なぜならあなたは、彼の密かな悲しみを知らないのだから。
このお盆に生きている全部の人間は、単に今年度の生き残り分にすぎない。
人生において、諸君には二つの道が拓かれている。 一つは理想へ、他の一つは死へと通じている。
真の友をもてないのはまったく惨めな孤独である。 友人が無ければ世界は荒野に過ぎない。
夫が妻にとって大事なのは、ただ夫が留守の時だけである。
生まれたことは確かに我々の結果なのである。 死ぬということは問題外である。 生きることが我々の喜びであり、法則なのである。
我々は、大人も子供も、利口も馬鹿も、貧者も富者も、 死においては平等である。
恋をした後のもっとも大きな幸福は、自分の愛を告白することである。
結婚生活の意は雨のようなものだ。 初めに人はこう言う。「一体、いつ降り始めたのだろうか?」 二度目の雨でこう言う。「もう雨はたくさんだ」 そして三度目の雨でこう言う。「もう、本当にあきあきした」
友人はあなたのためでなく、自分の利益のために忠告する。
友人とは、あなたについてすべてのことを知っていて、 それにもかかわらずあなたを好んでいる人のことである。
愛は最高の奉仕だ。みじんも、自分の満足を思ってはいけない。
私達は金を稼ぐために頭脳をもち、金を使うために心情を持っている。
愛することによって失うものは何もない。 しかし、愛することを怖がっていたら、何も得られない。
人間の運命は、 ルール通りに行われるチェスというよりむしろ宝くじを思い起こさせる。