未だかつて、自分は本当に幸福だと感じた人間は一人もいなかった。 ――もしそんなのがいたら、多分酔っぱらってでもいたのだろう。
人はつねに自分の幸福を望むものだが、 つねに幸福を見分けることが出来るわけではない。
愛することと愛されること。 それより大きな幸福なんて、私は望みもしないし知りもしませんわ。
幸福になりたいのだったら、 人を喜ばすことを勉強したまえ。
一生の仕事を見出した人には、ほかの幸福を探す必要はない。
一日だけ幸せでいたいならば、床屋にいけ。 一週間だけ幸せでいたいなら、車を買え。 一ヶ月だけ幸せでいたいなら、結婚をしろ。 一年だけ幸せでいたいなら、家を買え。 一生幸せでいたいなら、正直でいることだ。
今あなたが不運な状態にあるなら、 それはあなたがそうなるように仕向けた結果です。 逆に、今あなたが幸運に恵まれているなら、 それもあなたがそうなるように仕向けた結果です。
人は自分が幸福であることを知らないから不幸なのである。
誤りと無知とによって作られた幸福など、私は欲しくない。
少しの悲しみもない純粋な幸福なんて、めったにあるものではない。
幸福だから笑うわけではない。 むしろ、笑うから幸福なのだと言いたい。
幸福の便りというものは、待っている時には決して来ないものだ。