金を持っている人間は、 貧乏人がそのはかない運命を訴えることを聞くのが大嫌いである。
あなたがたのなかにはいつでも貧しい者がいるだろう。 というのは、いつでも富める者がいるからなのだ。 富める者、すなわち、所有よりも権力のほうを求める貪欲で冷酷な者が。
金は肥料のようなものだ。 ばらまけば役に立つが、一ヶ所に積んでおくとひどい臭いがしてくる。
自分のポケットの小銭は、他人のポケットの大金にまさる。
金は借りてもならず、貸してもならない。 貸せば金を失うし、友も失う。 借りれば倹約が馬鹿らしくなる。
悪い人間に親切をすると二度ひどい目にあう。 金を失って、しかも感謝されない。
人間よりは金のほうがはるかに頼りになりますよ。頼りにならんのは人の心です。
借金は愚行と犯罪の多産な母親であり、知恵の不足はその父親である。
毎月少しずつお金を貯めていきなさい。 そうすれば年末にはびっくりすることでしょう。あまりの少なさに。
金こそは――取るに足らぬ人物を第一級の地位に導いてくれる唯一の道である。
貧困と希望は母と娘である。娘と付き合っていると母のほうを忘れる。
富は海の水に似ている。それを飲めば飲むほど、のどが乾いてくる。
金持ちがどんなにその富を自慢しているとしても、 彼がその富をどんなふうに使うかが判るまで、彼をほめてはいけない。
A「あなたが一番影響を受けた本はなんですか」 B「銀行の預金通帳だよ」
貧乏はハシカと同じだ。どうせかかるなら早いほうがいい。 貧乏な家に生まれたことを喜べ。