悪い人間に親切をすると二度ひどい目にあう。 金を失って、しかも感謝されない。
たとえ人の生命を奪っても、財布に手をかけてはならぬ。 人は父親の殺されたのは忘れても、財産の失われたことは忘れないからだ。
ああ、金、金! この金のためにどれほど多くの悲しいことがこの世に起こることであろうか!
金こそは――取るに足らぬ人物を第一級の地位に導いてくれる唯一の道である。
富を軽蔑する人間をあまり信ずるな。 富を得ることに絶望した人間が富を軽蔑するのだ。 こういう人間がたまたま富を得ると、一番始末が悪い人間になる。
愚か者は、金を持って死んでいくために、貧乏で暮らす。
あらゆる借金の中で人々は税金を一番払いたがらない。 これは政府に対するなんという諷刺であろうか。
金を持たずに済ますことにも、金を儲けるのと同じくらいの苦労と価値がある。
人間よりは金のほうがはるかに頼りになりますよ。頼りにならんのは人の心です。
人間として最大の美徳は、上手に金をかき集めることである。 つまり、どんなことがあっても他人の厄介になるなということだ。
金持ち連中の軽蔑には容易に耐えられる。 だが一人の恵まれない人の視線は、私の心の底に深く突き刺さってくる。
人間のうちの最高の賢者さえも、 金を取りに来る人間よりは、金を持ってくる人間を歓迎する。
借金は愚行と犯罪の多産な母親であり、知恵の不足はその父親である。