金は肥料のようなものだ。 ばらまけば役に立つが、一ヶ所に積んでおくとひどい臭いがしてくる。
君に金がない理由を教えてやろうか。 それは君が金だけをひたすら愛さないからさ。 金というものはね、何もかも愛するような浮気者には身をまかせないものさ。
借金は愚行と犯罪の多産な母親であり、知恵の不足はその父親である。
金がないから何もできないという人間は、 金があってもなにも出来ない人間である。
「金なんていくらあっても天国まで持っていけやしないよ」
富は海の水に似ている。それを飲めば飲むほど、のどが乾いてくる。
金を失うのは小さく、名誉を失うのは大きい。 しかし、勇気を失うことは全てを失う。
金は天下のまわりものだ。いつもこちらをよけてまわるのが気にくわないが。
人生は海、金は船頭である。船頭がいなければ、うまく世渡りができない。
富を欲するか。恥を忍べ、傾絶せよ。故旧を絶ちて、義と背け。 (恥に耐え、命の限りに全力を尽くせ。旧友との交際を絶ち、義理に背け。 もし富を得たいのならば)
神は人間に額に汗して働けと命じている。 銀行に金を積んで、何もしないで食べていこうとするのは人間の掟に反することだ。
金持ち連中の軽蔑には容易に耐えられる。 だが一人の恵まれない人の視線は、私の心の底に深く突き刺さってくる。
夢はいいものです。そうでなかったら、お金が大事です。
財布は、その中に何か入っていなければボロきれと変わらない。
貧乏はハシカと同じだ。どうせかかるなら早いほうがいい。 貧乏な家に生まれたことを喜べ。
貸すならば、なくしても惜しくないだけの額を貸すことだ。
金は底のない海である。このなかに名誉も良心も心理もみんな投げ込まれる。
金持ちがどんなにその富を自慢しているとしても、 彼がその富をどんなふうに使うかが判るまで、彼をほめてはいけない。