悪い人間に親切をすると二度ひどい目にあう。 金を失って、しかも感謝されない。
借金は愚行と犯罪の多産な母親であり、知恵の不足はその父親である。
ほんとうに大切な自由はただ一つ、「経済的な自由」がそうだ。
金がないから何もできないという人間は、 金があってもなにも出来ない人間である。
金を持たずに済ますことにも、金を儲けるのと同じくらいの苦労と価値がある。
金は底のない海である。このなかに名誉も良心も心理もみんな投げ込まれる。
貧乏には、楽しいことが沢山あるに違いない。 でなければ、こんなに沢山の人が貧乏であるわけがない
金は肥料のようなものだ。 ばらまけば役に立つが、一ヶ所に積んでおくとひどい臭いがしてくる。
ああ、金、金! この金のためにどれほど多くの悲しいことがこの世に起こることであろうか!
たとえ人の生命を奪っても、財布に手をかけてはならぬ。 人は父親の殺されたのは忘れても、財産の失われたことは忘れないからだ。
金がないから何もできないという人間は、 金があってもなにも出来ない人間である。