人間よりは金のほうがはるかに頼りになりますよ。頼りにならんのは人の心です。
金は肥料のようなものだ。 ばらまけば役に立つが、一ヶ所に積んでおくとひどい臭いがしてくる。
あなたがたのなかにはいつでも貧しい者がいるだろう。 というのは、いつでも富める者がいるからなのだ。 富める者、すなわち、所有よりも権力のほうを求める貪欲で冷酷な者が。
富は海の水に似ている。それを飲めば飲むほど、のどが乾いてくる。
神は人間に額に汗して働けと命じている。 銀行に金を積んで、何もしないで食べていこうとするのは人間の掟に反することだ。
金儲けのうまい人は、無一文になっても自分自身という財産を持っている。
若いときの自分は、金こそ人生でもっとも大切なものだと思っていた。 今、歳をとってみると、その通りだと知った。
貸すならば、なくしても惜しくないだけの額を貸すことだ。
ほんとうに大切な自由はただ一つ、「経済的な自由」がそうだ。
夢はいいものです。そうでなかったら、お金が大事です。
金持ち連中の軽蔑には容易に耐えられる。 だが一人の恵まれない人の視線は、私の心の底に深く突き刺さってくる。
女房と財布は努めて隠しておけ。 あまりたびたび人に見せると、一日借りられる恐れがある。