神は人間に額に汗して働けと命じている。 銀行に金を積んで、何もしないで食べていこうとするのは人間の掟に反することだ。
あらゆる借金の中で人々は税金を一番払いたがらない。 これは政府に対するなんという諷刺であろうか。
人間よりは金のほうがはるかに頼りになりますよ。頼りにならんのは人の心です。
貧困は僕とって必ずしも憎むべきものではなかった。 なぜなら、太陽と海は決して金では買えなかったから。
おかしいわよ、金持ちの人がお金でなんでも手に入ると思っているのは。 あたし、そんなもの少しも欲しくない。 好きな人とならどんな汚い部屋だってかまいやしない。 気が向かなかったら、豪邸に住めっていわれたってイヤだわ。 お金なんて……、そう、お金の上でダンスしてみせるわ、つばをひっかけてみせるわ。
自分のポケットの小銭は、他人のポケットの大金にまさる。
私には、これから一生やっていけるだけの金がある。何も買わなければ。
貧乏人の写真が新聞に出るのは、犯罪を犯したときに限られる。
金を失うのは小さく、名誉を失うのは大きい。 しかし、勇気を失うことは全てを失う。
貧乏はハシカと同じだ。どうせかかるなら早いほうがいい。 貧乏な家に生まれたことを喜べ。
借金は愚行と犯罪の多産な母親であり、知恵の不足はその父親である。
私は反共国家の韓国でも南ベトナムでも、大勢の共産主義者に会った。 それは貧困という名の共産主義者である。