若いときの自分は、金こそ人生でもっとも大切なものだと思っていた。 今、歳をとってみると、その通りだと知った。
金のある者は、金があるために不正をし、 金のない者は、金がないために不正なことをする。
なんのために人間は裕福でなければならないのか? なんのために彼には高価な馬が、立派な服が、美しい部屋が、 公共の娯楽場に入場する権利が必要なのか? すべてはこれは思考の欠如からきている。 こうした人々に、思考の内的な仕事を与えよ。 さすれば彼は、もっとも冨裕な人々よりも幸福になるだろう。
金は天下のまわりものだ。いつもこちらをよけてまわるのが気にくわないが。
金がないから何もできないという人間は、 金があってもなにも出来ない人間である。
貸すならば、なくしても惜しくないだけの額を貸すことだ。
貧乏には、楽しいことが沢山あるに違いない。 でなければ、こんなに沢山の人が貧乏であるわけがない
人間よりは金のほうがはるかに頼りになりますよ。頼りにならんのは人の心です。
A「あなたが一番影響を受けた本はなんですか」 B「銀行の預金通帳だよ」
金持ちは世界の隅々にまで従兄弟やおばさんをもっている。 貧乏人が持っている親戚は不幸だけだ。
あらゆる借金の中で人々は税金を一番払いたがらない。 これは政府に対するなんという諷刺であろうか。
金を失うのは小さく、名誉を失うのは大きい。 しかし、勇気を失うことは全てを失う。
金持ちでも貧乏人でも強い者でも弱い者でも、 遊んで暮らしている市民はみんな詐欺師だ。