恋愛は戦争のようなものである。はじめるのは簡単だがやめるのは困難である。
恋はスペインの宿に似ている。 あるものといえば自分が持ってきたものばかり。
真面目に恋をする男は、 恋人の前では困惑し、拙劣であり、愛嬌もろくに無いものである。
恋愛が与えうる最大の幸福は、 愛する人の手をはじめて握ることである。
若き日の恋なんてな、 老いたる男が老妻に抱く愛に比べたらまるで軽薄じゃよ。
恋は決闘です。もし右をみたり左をみたりしたら敗北です。
女が男を愛するというときは、 男はたとえ彼女を愛していないくても聞いてやらねばならない。
恋は結婚より楽しい。 それは小説が歴史より面白いのと同様である。
人はある恋を隠すこともできなければ、ない恋をよそおうこともできない。
恋は、それが秘密でなくなるとともに、楽しみでなくなってしまう。
男が他の女に恋をしたら、もうなんとも手のほどこしようがありません。 人生とはこんなものです。 どちらに罪があるといった性質のものでは無いんですもの。
その人が好きなのか? それとも、とりあえず人並みに「恋人のいる私」でいたいのか?
恋とは甘い花のようなものである。 それをつむには恐ろしい断崖の端まで行く勇気が無ければならない。
十人十色というからには、 心の数だけ恋の種類があってもいいんじゃないかしら。
この世で一番重い物体は、もう愛していない女の体である。
恋愛の誕生はあらゆる誕生と同じく「自然」の作品である。 愛の技術が介入するのはその後のことである。