恋のいいところは、階段を上る足音だけであの人だって分かることだわ。
恋をすることは苦しむことだ。 苦しみたくないなら、恋をしてはいけない。 でもそうすると、恋をしていないことでまた苦しむことになる。
恋愛は若いものの幸福な特権であり、老人の恥辱である。
ある一人の人間のそばにいると、 他の人間の存在など全く問題でなくなることがある。 それが恋というものである。
恋は熱病のようなのもである。 それは意思とは関係なく生まれ、そして滅びる。
まともな男は、三十歳すぎたら恋なんかしないね。 体のほうにガタがきはじめるから。
全ての偉大な恋愛のうちには母性愛がある。 真の女らしい女たちが男の力を愛するのは、男の弱さを知っているからである。
恋愛はポタージュのようなものだ。 初めの数口は熱すぎ、最後の数口は冷めすぎている。
友人同士は未来を語り合わなくても未来に再会することを確信している。 恋人同士は絶えず未来を語り合うが、未来は彼らの恋愛には無い。
女が男を愛するというときは、 男はたとえ彼女を愛していないくても聞いてやらねばならない。
恋は決闘です。もし右をみたり左をみたりしたら敗北です。
恋の苦しみは、あらゆるほかの悦びよりずっと愉しい。
少しのきまじめさは恋愛においては結構だ。 しかしあまり真面目すぎては困る。それは重荷であり、快楽でなくなる。