夫が妻にとって大事なのは、ただ夫が留守の時だけである。
真の友をもてないのはまったく惨めな孤独である。 友人が無ければ世界は荒野に過ぎない。
恋をすると頭に火がついて、 それが身体中かけめぐって爪先まで下りて耳鳴りが残る。
人生において、諸君には二つの道が拓かれている。 一つは理想へ、他の一つは死へと通じている。
このお盆に生きている全部の人間は、単に今年度の生き残り分にすぎない。
他人の幸福をうらやんではいけない。 なぜならあなたは、彼の密かな悲しみを知らないのだから。
結婚するやつは馬鹿だ。しないやつは――もっと馬鹿だ。
恋に肩をたたかれた時には、 常日頃は詩的な調べに耳をかさないような男でさえ詩人になるのだ。
お互い友人だといっても、それを信じるのは愚か者。 この名ほど世間にありふれたものはなく、その実ほど天下にまれなものはない。
生きるべきか、死すべきか。それが疑問だ。
To be, or not to be : that is the question.
若くても美しくなく、美しくてもわかくなければ、なんにもなりはしない。
賢者は、生きられるだけ生きるのではなく、 生きなければいけないだけ生きる。
森の分かれ道では人の通らぬ道を選ぼう。すべてが変わる
自分の言ったことを決して取り消さない人は、真理よりおのれを愛する人間である。
男がもっとも情を込めて愛している女は 必ずしも一番愛したいと思っている女ではない。
人類はまだ未成年であり、死は一つの未成年者誘拐である。
女の最大の欠点は男のようになろうとすることにある。
女は弱い男を支配するよりも、強い男に支配されたがる。