結婚の契約をしてからでなければ恋をしないというのは、 小説を終わりから読み始めるようなものである。
青春時代にさまざまな愚かさを持たなかった人間は、 中年になってからなんの力も持たないだろう。
もはや愛してくれない人を愛するのは辛いことだ。 けれども、自分から愛していない人に愛されるほうがもっと不愉快だ。
分別のある男は女を軽く扱い、一緒に冗談を言い、歌うだけである。 重大な事については女に相談する事も任せることも決してしない。
みずから苦しむか、もしくは他人を苦しませるか。 そのいずれかなしに恋愛というものは存在しない。
宴会と同じように、人生からも飲みすぎもせず、 喉が乾きもしないうちに立ち去ることが一番良い。
運命占星学では、平穏無事な一生、 可もなく不可もない人生が最幸運となっています。
私は私が男でないことを嬉しく思います。 男だったら、私は女と結婚しなければなりませんもの。
悪い人間に親切をすると二度ひどい目にあう。 金を失って、しかも感謝されない。
人はいつだって、いろいろなものにさよならを言わなければならない。
友情は多くは見せかけであり、恋は多くの愚かさにすぎない。
恋する男と女が一緒にいて、少しも退屈しないのは、 いつも自分たちの事だけを話題にしているからだ。
二人の間に恋がなくなったとき、 愛し愛された昔を恥ずかしく思わない人はほとんどいない
神は人間に額に汗して働けと命じている。 銀行に金を積んで、何もしないで食べていこうとするのは人間の掟に反することだ。
一生の仕事を見出した人には、ほかの幸福を探す必要はない。
女性はたとえ自分を愛する男が野獣のようなものであろうと、 愛され崇められれば無関心ではいられないものだ。
女はみんな結婚するほうがいい、 男は一人も結婚しない方がいい。
未来のことは分らない。 しかし、我々には過去が希望を与えてくれるはずである。
いかに見栄えしない草でも春とともに花になるように、 人は恋することによってそれ自身を花咲かせる。