青春は単なる人生の花盛りではなく、 来るべき結実の秋への準備の季節である。
私達は竹馬に乗っても何もならない。 なぜなら、竹馬に乗ってもやはり自分の足で歩かなければならないからである。 そして、世界で一番高い玉座に上っても、 やはり自分の尻の上に座っていることに変わりはない。
愛することと愛されること。 それより大きな幸福なんて、私は望みもしないし知りもしませんわ。
女はたとえ百人の男にだまされても、百一人目の男を愛するだろう。
酒飲みは自分では節酒していると思っているように、 青年たちはみずからを利口だと思いがちだ。
私は生きているときに、死以外のあらゆるものに対して備えをしていた。 今、私は死なねばならぬ。そして、まだなんの備えもない。
結婚生活に幸福を期待しすぎて、失望しないように気をつけなさい。 ウグイスは春に2、3ヶ月だけは鳴くが、卵をかえしてしまうと、 あとはずっと鳴かないものだ。
私を他の連中と比較しないでいただきたいね。 第一にあなたは私という人間を知っていない。 ――それに、他の連中のことも知っていない。
男にふさわしいのは権威であり、女にふさわしいのは威厳である。
われわれの人生は織り糸で織られているが、良い糸も悪い糸も混じっている。
初恋とは少しばかりの愚かさとありあまる好奇心のことだ。
人生は何事もなさぬにはあまりにも長いが、 何事かをなすにはあまりにも短い。
結婚するとき、私は女房を食べてしまいたいほど可愛いと思った。 今考えると、あのとき食べておけばよかった。
死ぬよりも、生きているほうがよっぽど辛いときが何度もある。 それでもなお生きていかねばならないし、また生きる以上は努力しなくてはならない。
諸君は一緒にいる人々よりも、 けっして利口に思われてはならないし、 また、より物知りに見られてはいけない。