多くの女性を愛した人間よりも、 たった一人の女性だけを愛した人間のほうが、 はるかに深く女というものを知っている。
自分の生活に何かを加えて、あるいは何かを減らして、 自分の生活を変えてくれる相手でない限り、その人を愛することはできない。
恋が生まれるにはほんの少しの希望があれば十分です。
恋人として男と女で違う点は、女は一日中恋をしていられるが、 男は時々しかしていられないという点だ。
人生は人間が共同で利用するブドウ畑です。 一緒に栽培して、共に収穫するのです。
人間のうちの最高の賢者さえも、 金を取りに来る人間よりは、金を持ってくる人間を歓迎する。
結婚は鳥カゴのようなものだ。 カゴの外の鳥は餌箱をついばみたくて中へ入りたがり、 カゴの中の鳥は空を飛びたくて外へ出たがる。
世間の恋人達を見るがいい。 やっと告白が始まるときにはもう欺(あざむ)いている。
素晴らしい人生、 それは青年時代に考えたことが壮年になってから実現されることである。
ある人たちにとっては幸福なことが、 他の人たちにとっては不幸なのだ。
目の見える人間は、見えるという幸福を知らずにいる。
人生は苦しむためのものではない。 それはただ、一つの所から別の所へと穏やかに進んで行くものなのだ。 ちょうど、天気のよい日に谷間をゆっくり歩いてゆくように。
ほどほどに愛しなさい。長続きする恋はそういう恋だよ。
恋は熱病のようなのもである。 それは意思とは関係なく生まれ、そして滅びる。