投票は各名言の詳細ページから行えます。
まともな男は、三十歳すぎたら恋なんかしないね。 体のほうにガタがきはじめるから。
女性が結婚するのには大きな理由がある。 男性が結婚する理由は一つもない。 群棲欲が彼らを結婚させるだけのことである。
不幸に対する特効薬はありません。 ただ昔から退屈な忍耐とか、あきらめといった美徳があるのみです。
女は素晴らしい楽器である。 恋がその弓で、男がその演奏者である。
自分の全生命を女の愛というカードに賭けた男が、 このカードが殺された時、 がっくりとなって何事も手につかないほど放心してしまうようなら、 そんな人間は――男ではなく、ただのオスである。
私達は年齢を重ねるにつれて、 時間の価値をいっそう鋭く感じるようになる。 実際、時間以外のものはまるで大したものではないように映じてくる。 そしてこの点で、私達はいよいよ悲惨な人間になってくる。
人生は海、金は船頭である。船頭がいなければ、うまく世渡りができない。
「青春が楽しい」というのは迷想である。 青春を失った人達の迷想である。
人間として最大の美徳は、上手に金をかき集めることである。 つまり、どんなことがあっても他人の厄介になるなということだ。
友情とは名ばかりのものだ。 私はどんな人間も愛さない。兄弟すら愛さない。 兄のジョセフだけは少し愛している。 ただし、それも習慣上からである。
もう一日くらい待ったなら、 自分の婚約者よりももっと好みに合った 理想的な女性が見つかるかもしれないという気持ち。 どんな男でもこうした気持ちを抱いているものだ。
結婚とは、その主人公が第一章で死んでしまう小説のようなものである。
初恋は純の醇(じゅん)なるものだ。 それきりで終わる人は誰よりも幸福な人だ。
人は、愛もなく妻を持つように、幸福もなく財産を持つ。
老年は男女間の友情に最も適した時代である。 なぜなら彼らはその頃には、 ちょうど男であり女であることを止めてしまったからである。
すべての悲劇というものは死によって終わり、 すべての人生劇は結婚をもって終わる。
金のある者は、金があるために不正をし、 金のない者は、金がないために不正なことをする。
女は大きな危害は許すが、小さい侮辱は決して忘れない。
人間は、 自分が他人より劣っているのは能力のためでなく、 運のせいだと思いたがるものだ。