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恋わずらいの人は、ある種の病人のように自分自身が医者になる。 苦悩の原因をなした相手から癒してもらえることはないのだから、 結局は、その苦悩の中に薬を見出すのである。
よい結婚はあるけれども、楽しい結婚はめったにない。
若者よ恋をしろ、 身分やお金はないけれど、 恋すりゃ希望が湧いてくる。
人はつねに自分の幸福を望むものだが、 つねに幸福を見分けることが出来るわけではない。
二十歳のときに詩人であるものは、詩人ではなく、ただの人間にすぎない。 二十歳を過ぎて詩人であれば、そのときかれは詩人である。
人生で最も良いものというのは、決して配給されることはない。 友情、忠誠心、愛は、配給券を必要としないものである。
なんのために人間は裕福でなければならないのか？ なんのために彼には高価な馬が、立派な服が、美しい部屋が、 公共の娯楽場に入場する権利が必要なのか？ すべてはこれは思考の欠如からきている。 こうした人々に、思考の内的な仕事を与えよ。 さすれば彼は、もっとも冨裕な人々よりも幸福になるだろう。
あなたがもし孤独を恐れるのならば、結婚すべきではない。
経験が役に立たないのは、特に恋愛の場合にはなはだしい。
女というものは、自分の美貌のために犯される行為ならば、悪い行為でも許す。
残念なことに、私達は愛するものと戦わなければならない。 恋においても、母親としても。
自分自身を愛することは、 一生涯続くロマンスを始めることである。
神はこの世の終わりを決めている。 だが我々は、その声を聴いてそれを避けることができる
貧困は、人生という海の砂州であり、冨は岩壁である。 幸福な人々は、その間をすり抜けて船を操っていく。
ワインを飲んでいる時間を無駄な時間だと思うな。 その時間にあなたの心は休養しているのだから。
人生の真実は、美味で、恐ろしく、魅力的で、奇怪、甘くて、苦い。 そしてそれがすべてである。
青春の時期は、いつの時代でも恥多く悩ましいものだ。 もう一度やれと言われてもお断りしたい。
結婚を尻込みする人間は、戦場から逃亡する人間と同じだ。
人生の目的に対する疑問は無限といってよいほどにしばしば提出されてきているが、 ついぞ満足できるような答えが与えられたことはない。 また、そのような答えはおそらく決して許されないものなのだろう。
