ゆうゆうと焦らずに歩むものにとって長すぎる道はない。 辛抱強く準備するものにとって遠すぎる利益はない。
恋愛を一度もしなかった女はたびたび見つかるものだが、 恋愛を一度しかしない女はめったに見つからない。
喜んで行ない、そして行ったことを喜べる人は幸福である。
ライオンの雄にはたてがみがあり、孔雀には豪勢な羽があるが、 人間の男には三つボタンの背広しかない。
結婚は多くの苦痛を持つが、独身生活は喜びを持たない。
過去は常に、今から見れば実際の過去より美しく思える。 過去が楽しいのは、過去が今ここにないからに過ぎない。
広く好かれれば好かれるほど、深く好かれないものだ。
自分こそ正しい、という考えが、 あらゆる進歩の過程で最も頑強な障害となる。 これほどばかげていて根拠のない考えはない。
金がないから何もできないという人間は、 金があってもなにも出来ない人間である。
いつまでも続く不幸というものはない、 じっと我慢するか勇気をだして追い払うかのいずれかである。
われわれは恋愛を夢みるが、友情を夢みることはない。 夢みるのは肉体であるからだ。
哀しみで自分をすり減らしちゃいけない。死んだ人は死んだ人。 人生は生きている者のためにあるのだから。
一般に青年が主張する内容は正しくない。 しかし、青年がそれを主張するそのこと自体は正しい。
我々は矛盾だけで生きている。 そして矛盾ゆえに人生は悲劇であり、勝利も勝利の望みもない永久の闘争である。 人生は矛盾なのである。
借金を返すということは収入の問題ではない。性質の問題だ。
二度と会いたくない男には、こうおっしゃい。 「愛しています。結婚して下さい。子供が欲しいのです」と。 男は車を急発進させて逃げていくでしょう。
愛する人と共に過ごした数時間、数日もしくは数年を経験しない人は、 幸福とはいかなるものであるかを知らない。
人生は、10段変速の自転車のようなもの。 だれもが、自分がもっているものの大半は使っていないのです。
恋の力は、身をもって恋を経験する時でなければわからない。