世界中の誰もが自分を称賛しても、 私は一人静かに満足して座っている。 世界中の誰もが私を見捨てても、 私は一人静かに座っている。
男の人生にはいくつかの節目がある。 童貞の喪失、結婚、子供の誕生、好きな女の笑顔。
最初に自殺しようと考えた人間は、人生を永遠に侮辱してしまったのである。 人生は大いに気を悪くしている。
「今が最悪の状態」と言える間は、 まだ最悪の状態ではない。
結婚する。 まだ多少は愛したりもできる。 そして働く。 働いて働いて、そのあげく愛することを忘れてしまうのである。
私は神に会う覚悟はできている。 私と会見するという厳しい試練への準備が神の側でできているかどうかは別問題だが。
ゆうゆうと焦らずに歩むものにとって長すぎる道はない。 辛抱強く準備するものにとって遠すぎる利益はない。
剣は折れた。だが私は折れた剣の端を握ってあくまで戦うつもりだ。
恋愛を一度もしなかった女はたびたび見つかるものだが、 恋愛を一度しかしない女はめったに見つからない。
男というものはつねに女の友であることは決してありません。 他に愛する女を持っているときは別ですが。
幸福がこの上なく大きい場合には微笑と涙が生まれる。
結婚をしばしば宝くじにたとえるが、それは誤りだ。 宝くじなら当たることもあるのだから。
恋愛には四つの種類がある。情熱の恋、趣味の恋、肉体の恋、虚栄の恋。
自己侮蔑という男子の病気には、 賢い女に愛されるのがもっとも確実な療法である。
喜んで行ない、そして行ったことを喜べる人は幸福である。
初恋に勝って人生に失敗するというのは良くある例で、 初恋は破れるほうがいいと言う説もある。