自分にとって大切なことは、 他人が自分のことをどう考えているかということではなく、 自分が彼らのことをどう考えているかということだ。
習慣は偽りの友を作る。あたかも機会が偽りの恋人を作るように。
広く好かれれば好かれるほど、深く好かれないものだ。
われわれは恋愛を夢みるが、友情を夢みることはない。 夢みるのは肉体であるからだ。
困難な情勢になってはじめて誰が敵か、 誰が味方顔をしていたか、そして誰が本当の味方だったかわかるものだ。
友情と恋愛は一つの根から生えた二本の植物である。 ただ後者は花をすこしばかり多くもっているにすぎない。
友人とは、あなたについてすべてのことを知っていて、 それにもかかわらずあなたを好んでいる人のことである。
酒が作り出した友情は、酒のように一晩しかもたない。
信頼は、年を重ねた胸の中でゆっくりと育つ植物である。
悪党とつきあうのもいいものだ。自分の良さが分かる。
友情は永続的なものの感情を与え、恋愛は永遠的なものの感情を与える。 しかし、両者とも後に残るのものはエゴイズムだけである。
友情のための最大の努力は、 友人に我々の欠点を見せることではない。 彼に彼の欠点を悟らせることだ。
友人同士は完全な平等のうちに生きる。 この平等は、まず第一に、 彼らが会ったときに社会上のあらゆる相違を忘れるという事実から生まれる。
友人同士は未来を語り合わなくても未来に再会することを確信している。 恋人同士は絶えず未来を語り合うが、未来は彼らの恋愛には無い。
友人に不信をいだくことは、 友人にあざむかれるよりもっと恥ずべきことだ。