十二才の時のような友達はもう二度できない……もう二度と…。
友人は服のようなものだ。 すり切れないうちに捨てねばならぬ。 さもないと、向こうがこちらを捨てる。
友人の失敗には目をつぶれ、だが悪口には目をつぶるな。
数多い恋人の情を集めても、我が胸に燃える友情の火には及ばぬ。
恋愛は人を強くすると同時に弱くする。 友情は人を強くするばかりである。
友人同士は未来を語り合わなくても未来に再会することを確信している。 恋人同士は絶えず未来を語り合うが、未来は彼らの恋愛には無い。
真の友愛においては、 私は友を自分のほうにひきつけるよりもむしろ自分を友に与える。
しばらく二人で黙っているといい。 その沈黙に耐えられる関係かどうか。
困難な情勢になってはじめて誰が敵か、 誰が味方顔をしていたか、そして誰が本当の味方だったかわかるものだ。
友情とは成長の遅い植物である。 それが友情という名の花を咲かすまでは、 幾度かの試練、困難の打撃を受けて堪えねばならない
友人同士は完全な平等のうちに生きる。 この平等は、まず第一に、 彼らが会ったときに社会上のあらゆる相違を忘れるという事実から生まれる。
自分にとって大切なことは、 他人が自分のことをどう考えているかということではなく、 自分が彼らのことをどう考えているかということだ。
人生から友情を除かば、世界から太陽を除くにひとし。
真の友情は、前と後ろ、どちらから見ても同じもの。 前から見ればバラ、後ろから見ればトゲなどというものではない。
友人の女房と寝てはいけないという。 しかし、それではいったい誰と寝ればいいのか。
友情は不変といってよいが色と恋が絡めば話は別になる。
友情は永続的なものの感情を与え、恋愛は永遠的なものの感情を与える。 しかし、両者とも後に残るのものはエゴイズムだけである。