友情とは成長の遅い植物である。 それが友情という名の花を咲かすまでは、 幾度かの試練、困難の打撃を受けて堪えねばならない
酒が作り出した友情は、酒のように一晩しかもたない。
友情は不変といってよいが色と恋が絡めば話は別になる。
友人は服のようなものだ。 すり切れないうちに捨てねばならぬ。 さもないと、向こうがこちらを捨てる。
友情と恋愛とは人生の幸福を生み出す。 ちょうど二つの唇が、魂を有頂天にするキスを生みだすように。
友情は静かな月のように、太陽の現れない前の大空に輝く。 だが、恋の光を受けるとすぐに色褪せてしまう。
友情のための最大の努力は、 友人に我々の欠点を見せることではない。 彼に彼の欠点を悟らせることだ。
ある男がはじめて君をあざむいたときには、 彼を辱めるがいい。 しかし、その男がもう一度君をあざむいたとしたら、 君自身を恥じるがいい。
人生から友情を除かば、世界から太陽を除くにひとし。
諸君が自分自身に対して関心を持つのと同じように、 他人が自分に関心を持っているとは期待するな。
三人の信用するに足る友がいる。老妻、老犬、それと貯金。
習慣は偽りの友を作る。あたかも機会が偽りの恋人を作るように。
友情が恋愛になるときには、二つの川のように混ざりあり、 有名なほうが他方の名を吸収する。
一方からあまりに大きな重みをかけると、友情は破壊される。
恋人のいる人間に友情を注ごうとすることは、 喉の乾いている人間にパンを与えようとするようなものだ。