人は、本当に愛していれば、 かえって愛の言葉など白々しくて言いたくなくなるものでございます。
愛情には一つの法則しかない。それは愛する人を幸福にすることだ。
そなたのために、たとえ世界を失うことがあっても、 世界のためにそなたを失いたくない。
ラブレター…… 青年は急いで読み、壮年はゆっくり読み、老人は読みなおす。
愛する者と一緒に暮らすには一つの秘訣がいる。すなわち、相手を変えようとしないことだ。
魅力あるもの、キレイな花に心を惹かれるのは、誰でもできる。 だけど、色あせたものを捨てないのは努力がいる。 色のあせるとき、本当の愛情が生まれる。
愛と憎しみは双生児である。 愛すればこそ憎むし、憎むほどの想いがあって初めて愛するのだ。
愛されることは幸福ではない。愛することこそ幸福だ。
ラブレターを書くには、 まず何を言おうとしているのか考えずに書きはじめること。 そして、何を書いたのかを知ろうとせずに書き終わらなければならない。
大切なのはどれだけ相手を愛するかではなく、 相手にとって自分は何かを知ることだ。
「君は会うたびに美しくなる」 「会ったのはついさっきよ」 「その間に美しくなった」
二人のうちどちらかがいるところには、いつも二人ともいるんだよ。
愛する人に本当のことを言われるよりも、 だまされているほうがまだ幸せなときがある。
もはや愛してくれない人を愛するのは辛いことだ。 けれども、自分から愛していない人に愛されるほうがもっと不愉快だ。
でも、何といったって、 誰にも愛されないよりはまだ誰かに捨てられたほうがましだよ。
人を誘惑することのできないような者は、人を救うこともできない。