人生を明るいと思う時も、暗いと思う時も、 私は決して人生をののしるまい。
女性が弱いというのは嘘である。 世の中に何が強いと言って、無神経な事ほど強いことはない。
あなたが明日会う人々の四分の三は、 「自分と同じ意見の者はいないか」と必死になって探している。 この望みをかなえてやるのが、人に好かれる秘訣である。
登山の目標は山頂と決まっている。 しかし、人生の面白さはその山頂にはなく、かえって逆境の、山の中腹にある。
人は生きねばならぬ。 生きるためには戦わねばならぬ。 名は揚げねばならぬ。金はもうけねばならぬ。 命がけの勝負はしなければならぬ。
この世で生きてゆくということは、損得勘定じゃあない。 短い一生なんだ、自分の生きたいように生きるほうがいい。
その女性がもし男であったならきっと友達に選んだろう、 と思われるような女でなければ妻に選んではいけない。
人生のおいて最も絶えがたいことは悪天候が続くことではなく、 雲一つ無い晴天が続くことである。
人生は海、金は船頭である。船頭がいなければ、うまく世渡りができない。
急いで結婚する必要はない。 結婚は果物と違って、いくら遅くても季節はずれになることはない。
君に金がない理由を教えてやろうか。 それは君が金だけをひたすら愛さないからさ。 金というものはね、何もかも愛するような浮気者には身をまかせないものさ。
この世で一番重い物体は、もう愛していない女の体である。
女は愛されることを求め、理解されることを求めない。
従順な妻というものは、夫に従うことで夫を支配する。
夜中に命がけで書いたラブレターほど、翌朝読むに耐えないものはない。 また、投函したとたん猛烈に書き直したくなる。
青春ほど死の翳(かげ)を負い、死と背中合せな時期はない。