人生に執着する理由がない者ほど、人生にしがみつく。
男というものは元来多妻主義だ。 心ある女は、男の気まぐれによる過失をいつも大目に見る。
生は全ての人間を水平化するが、 死は傑出した人をあらわにする。
我々は、我々の幸福を我々の外部、他人の評判のうちに求める。 他人はみな軽薄かつ不公平で、嫉妬、気まぐれ、 偏見に満ちていることを百も承知なのに、だ。
希望はいいものだよ。多分最高のものだ。いいものは決して滅びない。
借金は愚行と犯罪の多産な母親であり、知恵の不足はその父親である。
朝寝は時間の出費である。 しかも、これほど高価な出費は他にない。
この世に存在する数々の問題は、 その問題が発生したときと同じ考え方では解決できない。
困難な情勢になってはじめて誰が敵か、 誰が味方顔をしていたか、そして誰が本当の味方だったかわかるものだ。
運がいいからといって得意になるな。 不運だからといってがっかりするな。
死んで誰一人泣いてくれるものもないくらいでは、 生きがいのないものだね。
幸福は我が家の炉辺で成長する。 そして他人の庭先で摘み取るべきものではない。