なんだ、あれが僕たちの探している青い鳥なんだ。 僕達はずいぶん遠くまで探しに行ったけど、本当はいつもここにいたんだ。
同棲するために結婚し、三人家族になるのを避けるために離婚する。
人間はあらゆるものを発明することが出来る。 ただし幸福になる術を除いては。
過ぎ去った恋の思い出は、 それが強く記憶にとどまっている時には、 恋をしていた時にも劣らず魂を奪うものである。
「さようなら」と私は彼の元を去りながら、 心の中で叫んだ。 そして、絶望がそれにこう付け加えさせた。 「さようなら、永遠に」
離婚はきわめて自然なもので、 多くの家では毎晩、それが夫婦の間に寝ている。
人間は判断力の欠如によって結婚し、 忍耐力の欠如によって離婚し、 記憶力の欠如によって再婚する。
女は大きな危害は許すが、小さい侮辱は決して忘れない。
人はだれしも、 自分自身の生涯を一人で生き、 自分自身の死を一人で死ぬものです。
女性はどこから見ても低劣であり、 女性固有の領域においても全くの無能力であるにもかかわらず、 いぜんとして女性がハバをきかしているのは、結局は男性が愚鈍だからである。
愛している女は、男から愛されていないのではないかといつも恐れている。 愛していない女は、男から愛されているといつもうぬぼれている。
信頼は、年を重ねた胸の中でゆっくりと育つ植物である。
金のある者は、金があるために不正をし、 金のない者は、金がないために不正なことをする。
友情と恋愛は一つの根から生えた二本の植物である。 ただ後者は花をすこしばかり多くもっているにすぎない。