愛の表現は惜しみなく与えるだろう。 しかし、愛の本体は惜しみなく奪うものだ。
男というものは、女房が小難しいことを喋っているときより、 自分の食卓にうまい料理があるときのほうがもっと嬉しいものである。
人生は一箱のマッチに似ている。 重大に扱うのはばかばかしい。しかし重大に扱わなければ危険である。
恋愛――患者を結婚させるか、 あるいはこの病気を招いた環境から引き移すことによって治すことができる 一時的精神異常。
人生は将棋のようなものだ。 自分の手中にあるものはチャンスではなく、駒の進め方だ。
この世の中で一番強い人間とは、孤独で、ただ一人で立つ者なのだ!
生まれた以上死なねばならぬ、 ということ以外確実なことはなし。
私は儀礼上人生を受け入れる。 永久の反乱は自殺の崇高さと同様に悪趣味だからである。
他人の後ろから行くものは、けっして前進しているのではない。
社会が性格にとって有益なものであると同じように、 孤独は想像力にとって有益なものである。
男は退屈から結婚し、女は好奇心から結婚する。そして双方とも失望する。
私は大部分の時を孤独で過ごすのが健全なことであるということを知っている。 最も善い人とでも一緒にいるとやがて退屈になり散漫になる。 わたしは独りでいることを愛する。 わたしは孤独ほど付き合いよい仲間を持ったことがない。
友情は永続的なものの感情を与え、恋愛は永遠的なものの感情を与える。 しかし、両者とも後に残るのものはエゴイズムだけである。
真の幸福は孤独なくしてはありえない。 堕天使が神を裏切ったのは、天使たちの知らない孤独を望んだために違いない。
体のほうはわりと早く許すけど、心はなかなか許さない女もいる。